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宅内LANならぬ宅内ファイバで10GbE環境構築#1

DIYが趣味ということでやっていますが、写真撮影も趣味です。
昨今、カメラの高画素化やムービーなど宅内LANの帯域をひっ迫するデータが増えているため、より高速な10GbE環境を構築すべく、光ファイバを引くことにしました。

現状の環境について

現状は以下のようなネットワーク構成となっています。
やりたいことは
①メインパソコンとスイッチ間をファイバー化
②NASとスイッチ間をファイバー化
とりあえずこの2つに取り組みたいと思います。

ネットワーク構成

最近リフォームしたので、宅内は各部屋に配管(TLフレキ14mm)されており、Cat6Aが敷設されています。10GbE環境としては整っていますが、メタル線(LANケーブル)は発熱がやばいという記録やらコメントやらをよく目にするので、ファイバーにしてはどうかと思った次第です。
なお、NASは2階に置くと部屋が暑くなるためやむを得ず1階に置いています。

用意したもの

10Gtek OM3光パッチコード 20m Amazon 2,499円
SFP+トランシーバー 10GbE SR 4個入 ヤフオク 4000円くらい?

配管に通していく

すんなりいけば良かったのですが、LCは宅内の配管に通りそうにありません。
そもそも論で配管を大きくして欲しいのですが、最近の木造住宅の場合、PSでもない限り配管を通すために柱や床の梁に斜めの穴をあけて通す事もあります。耐震などを考えると配管は最低限の太さにするような気がします。(想像です)

仕方がないので1つずつばらした図

また、こちらの配線通しの潤滑剤を活用することにしました。

DENSAN WET 0.5L Amazon 約1,600円

メインPC付近のLANコネクタを外して、既存のCat6Aケーブルにファイバーを結びつけ反対から引っ張りましたが、まったく通らず。

通らないの図

やむを得ず、LCコネクタをぶった切りました ←

無残にも短命でその生涯を終えたLC達

配線通しを反対側から通して、CAT6Aが入線した状態でLCを引っ張っていきます。

割とすんなり通りました

LCコネクタ成端

問題のLCコネクタですが、こんなこともあろうかとコネクタ成端に使用する道具を用意していました。

LCマルチモードファイバークイックコネクタ Amazon 約3,000円
ストリッパーもセットになっています。
アルコール コストコ購入 コロナ対策の余り
キムワイプ Monotaro 170円
外被ストリッパー AliExpress 約1,800円

この後は
①ファイバーをストリップ
②キムワイプで芯線を拭く(音が出るまで)
③そしてカッターでカットします。
※カッターは先ほどのストリッパーとセットでアリエクで購入しました。

ストリッパーを使用している様子
ストリップ後(これは失敗例)
ファイバーをカット

で、カットしようとしたら、このカッター刃受けが無いことが判明。(さすがチャイナ製・・・)
いつまで経っても切れないので、拭き上げに使用したキムワイプを刃受け代わりに使用してカットしました。

その後LCコネクタに芯線を突っ込み、カバーして完成です!

LCに芯線が突っ込まれています。
Connect X2に接続!(これもAliExpressで2,000円くらいだったかなぁ)
通信も10Gbpsでリンクしています。

あとは適当に配線をまとめて完成です。
簡単そうにやっていますが、この作業は初めてやりますので、午前8時に作業を開始し接続確認ができたのが午後1時ごろでした。疲れました。
※ネットワーク関係の仕事をしているわけではありません。

これでひとまずPCとスイッチ間は10GbE接続(ファイバー)が完成しました。
次回はスイッチーNAS間をやろうか悩み中です。

購入品まとめ

なぜかモノタロウだけ貼り付けできません…

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