エコ推進のベースは哲学!
「コスタリカ」をテーマに、日本が、世界が、より良いすまいとなるためのStudy groupのなかまが開催した「エネルギーの未来 世界一やさしいエネルギーの話」に参加した。
ゲストスピーカーはNPO気候ネットワーク伊与田さん、そしてコスタリカ研究家足立さん。
この会はまず事前質問に答えて頂くことからスタート。そして話を聞いて更に質問に答えて頂く、ということで予定の1時間半はあっという間だった。
提示された質問は、
*気候変動と電力の結びつき:日本の現状とコスタリカの再生可能エネルギーの現状について
*コスタリカの事例を日本で活かす方法があるのかどうか
*日本のエネルギーの変革期にさしかかっているが今後どうなっていきそうか
*現実的に今ある発電所はどうなるのか?
*日本の現状、行き当たりばったりの施策について
などなど。
一番印象に残ったのは、コスタリカ研究家足立さんのコメント。
問題解決にはミクロとマクロ、両方があり、やはり個人レベルでの対応よりも行政のアクションを動かすことが重要。日本は環境政策の位置づけが低い。経済成長=儲かるを最優先にしてきていることが原因、知見ある人が世界の共通認識として力を持たないとならない。やはり教育の中身が重要、特に哲学。ドイツでは311のあと原発から離れた。理系のメルケル首相が数週間でフェードアウト。臨時委員会のメンバーの中に哲学者や宗教学者がおり、文明はどうあるべきなのか議論した結果。技術議論の前にこれからの人類の進化の方向を議論した。日本は哲学無い、哲学のない名ばかり学者が多い。専門家がそのような難しい状況に応えることが出来ていない。専門家へのリスペクトは政治家の中に無い。ドイツのNGOは化学的な知見で最終的に判断する。人文学への軽視。ドイツでは再生可能エネルギーを優先接続する仕組み、再エネを先に使うが日本は逆。
私にとって哲学とは、中学校高校の倫理でさらっと流したのみ。名前は聞いた事があっても、偉大な哲学者について深くは知らないことが目先の大きな問題かもしれない。
このことをきっかけとして、おとな(とこども)の哲学勉強会、を企画したいと思いますが、どなたか興味ある方がいらっしゃいましたら参加表明をhicostarica1@gmail.com まで頂けたら、5名くらい集まるようでしたら調整します。