ノンストップスピーカー2 感想
11月19日 土曜日に下北沢SOY-POYで漫談家ぬらぬらさんの単独ライブ『ノンストップスピーカー2』を見に行きました。(略称ノンスピ)今回はそのライブの感想を書きたいと思います。
『ぬらぬら』について
その前に、『ぬらぬら』ってどなたなの…?と思った方に説明します。ぬらぬらさんは松竹芸能に所属している漫談家です。声のトーンは高く、通る声を持っており、ゲゲゲの鬼太郎が好きで妖怪にとにかく詳しい33歳です。下が公式サイトとTwitterです。
https://www.shochikugeino.co.jp/talents/nuranura/
https://twitter.com/nuranura0907
Youtubeにもネタ投稿をされていますので、URLを貼ります。
このような凄くハイテンションでポップな漫談を普段からされています。
スマホアプリのスタンドFMでトゥインクルコーポレーションのピン芸人たなしゅうさんと2人でラジオもされています。そのラジオのURLも貼ります。【ヒラジオ―FM】のこともいつか書こうと思います。
今回のライブシステムについて
このライブ凄く特殊です。一般(?)的なのはネタを何本か用意してネタ→暗転→ネタ…を繰り返したり、ゲストを呼んでトークや企画を行う単独ライブが多いと思います。
このノンストップスピーカーは10月11月12月と三か月続けてライブをしてて、尚且つ舞台から一回もはけずに60分間ずっとマイクの前でぬらぬらさんが喋るライブです。
一呼吸もせず、ずっと喋り続ける人…まさに『ノンストップスピーカー』。喋りだすと止まらない点はぬらぬらさんぽくて良いタイトル名だなと思いました。
正直最初は不思議なライブだなと思いました。一回もはけずにライブなんて別の言い方で言うとずっとお客さんと対面して笑わせ続けるという意味です。多くの単独ライブを見てきてもそんなこと聞いたことないし、何かの機会が無ければ漫談も聞くこともない人が多い中で、凄い挑戦だなと感じました。
ライブの感想
今回は11月の感想と、10月の時と見比べてどのくらいパワーアップしたのか、あと個人的に好きなところとかを書ければいいなと思います。
スタートと同時に舞台に上がり、深いお辞儀と挨拶をし始めたノンストップスピーカー。最初の話題は元コンビ時代の話から。元相方とある事がきっかけで疎遠になり、そのまま時が経ち現代でまさかの…!?です。初手から自身の苦悩が入っているであろう過去編を面白い漫談に変えていてすごいなと思いつつ、初っ端から熱量全開で観客の表情筋を解してくる姿勢で脱帽しました。
で、この元相方さん結婚したらしいです。おめでとうございます!(ここで言っときます。)
そこから始まる商店街巡り。ぬらぬらさんが様々な場所をめぐり、変わった人達に出会う話。ぬらぬらさんの漫談って基本ハイテンションなので10月の時は結構高速で漫談していて、簡単に言うとYouTubeの2倍速で動画を観る感覚(?)に近かったです。それも勿論面白かったですが、11月は少し落ち着いて聞き取りやすく、でも面白さは失わない漫談だったのでぬらぬらさんが商店街を練り歩いているのが想像しやすく、一緒に変な人に遭遇する感覚や体験がしやすく楽しかったです。
ノンストップスピーカー特有の歌唱タイムも見所です。普段、ぬらぬらさんは基本喋りで10分強の漫談をしていますが60分もあれば歌いだします。10月はSOFFetの「Beautiful smile」を歌いましたが、
今回は……
槇原敬之の「もう恋なんてしない」を歌ってました。30分ぐらい喋り続けてたら喉ガラガラになりそうなものですが、それを感じずにノビノビと歌うぬらぬらさんは緊張もしてそうですが、楽しそうでした。しかも結構、美声なので(本人もカラオケ好きらしいです)ノンストップスピーカーじゃないと聴けないのがとてもレアだなと思いました。
そして、私が今回個人的にお気に入りだったのが「レモンティーと六法全書」です。仲良くなった弁護士がぬらぬらさんにエピソードトークを繰り出し、ぬらぬらさんがそれに対して添削する話。弁護士の真面目さ特有の硬さを感じつつ、ぬらぬらさんの笑いへの熱意を感じるくだりが面白さと『笑いって伝わりにくい』もどかしさ同時に感じてよかったです。これを聞いて私もレモンティーを飲みながら六法全書を開きたいなと思ったので、オススメの六法全書があれば教えてください。
今回の漫談で1番、不思議ポイントは後半にいきなり始まった『ぬらちゃん時事ネタ』。前回の10/23から今回の11/19までの時事ネタを踏まえながら、その間にぬらぬらさんは何をしていたのか喋るコーナー。バイトの話、歌舞伎、憧れの女性と2ショット……いろんな面白いことや変なことを経験してて、濃いなーと思いつつ、いいなーと思いました。
とにかくいろんなこと経験しているんですよ。家の中で私が何もしないをしている中で、ぬらぬらさんはいろんな人と出会い、いろんな事を体験しているので、こっちもワクワクしながら聞いていました。 私も家で何もしないをするのを休憩して、少しでも『新しい』『面白い』に出会うために、外に出ようと思いました。
そう思うと、ある意味2000円握りしめて下北沢に漫談聞きに行く私も変な経験しているのかも知れません…。(BGM 世にも奇妙な物語)
以上が端折りすぎてはいますが60分(少しオーバーして75分)喋っていました。10分舞台に立つだけでも大変だと思うのに、この幾つもの話題を飽きさせずに、大きな一つの漫談として披露しているこのノンストップスピーカーっていうライブが更にパワーアップして12月18日も見られると思うと、今からでもワクワクしています。
ノンストップスピーカー行ってみたいなあ
この記事を読んで少しでもライブに行ってみたいなと思った方は12月18日 日曜日に『ノンストップスピーカー3』があります。第1回、第2回を超えてトータルで120分ぐらい喋り続けたぬらぬらさんが、模索し最終月の『ノンストップスピーカー3』でどのような答えを出すのか…。 ぬらぬらさんの勇姿を下北沢SOY-POYで見届けてみませんか?
ぬらぬら60分漫談ライブ「ノンストップスピーカー3」 のチケット購入・予約は TIGET から
そんな私のノンストップスピーカーの感想でした。超絶ざっくり&拙い文章をここまで読んでくださりありがとうございました。
ノンスピへのキーワードは「ありがとう」「また来てね」です。