エネルギードミナンス

エネルギードミナンス


国のエネルギー政策の基本となるエネルギー基本計画は3年毎に見直しがなされているが、今年がその見直しの年にあたり、第7次エネルギー基本計画が策定される。


第6次の基本計画を読んだが、脱炭素、再エネ偏重で、電力重要予想が滅茶苦茶と思った記憶がある。この間、電力などのエネルギーを取り巻く環境は大幅に変化し、それが株価にも反映されている。北海道はラピダス進出、ソフトバンク進出などで北海道バレー構想が持ち上がり、電力需要想定が大幅に上方修正がされている。当然全国的にも同様で、これからのAI、ITの拡大の伴う電力需要の大幅な上昇が予想され、第6次で想定された電力需要の大胆な見直しは必須と思われる。当然、第6次策定時点でも想定は可能であり、国の別の組織(科学技術振興機構)でも2030年にはIT化の進捗により省エネ技術なしと想定すると2030年には2016年当時より電力需要が倍増するという結果も出ていた。第6次は脱炭素、再エネ偏重を達成するために故意に電力需要想定を低く抑えていたという穿った見方もできる。


第7次エネルギー基本計画の策定にあたり、民間から『エネルギードミナンス』という提言書が出された。エネルギーを優勢にするという意で、「国破れて脱炭素あり」にならないためにも脱炭素ドミナンスではなく豊富で安定、安価なエネルギー供給を目指すことを提言している。


177ページにわたる提言書をこれから詳細に読む前に意識レベルでチェックしてしてみました。

この提言全体の意識レベルは840、各提言の章ごとの提言で意識レベルが高かったのは、「エネルギーコストの低減」が950、「太陽光発電の大量導入の停止」が940、「再エネなどの性急な拡大の抑制と技術開発戦略」が950、「CO2排出総量を制約としない」が980で、意識レベルが低かったのは「過剰な省エネ規制の廃止」が710で、残りが概ね800台と言ったところでした。


意識レベル的には概ね正しいことを言っていると判断できますが、読んでみて自分の意見との相違と意識レベルとの関係をみてみるのも楽しそうです。


(追伸)提言書でも言っているが、脱炭素という国の政策はそれが良かったのか悪かったのか評価もせずに、慣性のついた行政府は巨大な船のように方向転換が効かない。ワク行政も全く同じ構図である。この慣性をつけさせたエネルギーがどこから来るのかをしっかり把握しなければ、それに対抗することもできない。このエネルギーこそ、悪魔崇拝者たちの為せる業であり、崩壊しつつあるグローバリゼイションの悪しき企みなのである。第2次世界大戦後植民地主義が崩壊したが、本来其の崩壊の立役者である日本が東京裁判史観で悪しき植民地主義の責を全て引き受けさせられたように、脱炭素にしても、ワクにしても最後まで方向転換できずに、遂にはその責まで世界中から問われ、笑いものになる国になるかも知れませんね⁉︎

悪魔崇拝とグローバリゼイションの崩壊、前に上げた2つのブログが繋がってきました。


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