チャーリーにまつわる個人的な小話
2014年3月6日、東京ドーム。
ステージ遠かったなぁ。
でも素晴らしくいい音だった。
音響的な意味でなくて。
知的でスタイリッシュでクール。
それがぼくにとってのローリングストーンズ。ダーティーなイメージはその延長線上に後付けされたもののような気がしてならない。
66年くらいまでのストーンズの写真を見れば、そんな雰囲気はよく出ていると思う。
そしてメンバーの中で、そんなかっこよさを最も体現し続けていたのはドラマーのチャーリーだということが、ライブに行ってよくわかった。
聴きなれたはずのストーンズの曲は、なんだかずいぶん違って聴こえたけれど、ビートはまぎれもない本物だと感じることができた。
あのスウィングが、ちゃんとそのままステージから聴こえてくる。
その夜、長らく連絡を取っていなかった学生時代の友人に、ぼくは「チャーリーが一番よかった」とショートメールを送った。