CCPウルトラセブン&ウルトラマンレオ
レオの隣には誰が似合うか。
多くの人が本作で初登場したアストラと答えるのではないだろうか。
主人公の実の弟であるアストラ。
シリーズのなかでも、実の兄弟が登場したのはこの「ウルトラマンレオ」が初ではないだろうか。
言うまでもなく、この二人のツーショットは文句なしのアートになるだろう。
しかしながら、本作ウルトラマンレオには欠かせないレオのパートナーが存在する。
私はこの重要なキャラがレオの隣には最適と考える。
そう。
そのキャラは
ウルトラセブンである。
本作においてセブンであるモロボシ・ダンは主人公であるレオにとって大きな存在であり、レオだけでなくウルトラマンレオという作品を力強く育て上げていた人物であると私は認識している。
そんな、ウルトラセブンのCCPフィギュアがレオに続いて我が家のウルトラコレクションに仲間入りというかたちで任務についた。
本作を見たからこそ出てくる感情そして愛着が滲みでるかのように輝くこの2体。
3クールでの打ち切りも検討されていた本作を4クール完走まで導いたのは4クールまでレオを導いていたモロボシ・ダンことウルトラセブンである。
本作では第一話以降見れなかったツーショットではあるが、私はそれを円谷プロの最も正しい選択だったと感じている。
セブンをメインキャラとして登場させれば、課題であった視聴率の向上は狙えたはずだ。
しかしながら、円谷プロのとった判断はセブンを登場させないという判断だった。
これはウルトラマンレオという作品およびキャラを大切にしたいという思いの表れであると私は思っている。
数字を得るためにあらゆるテコ入れを施しながらも、絶対に判断しなかったセブンの登場。
私はこの判断あってこそのレオの人気だと思っている。
主人公にとって重要な人物でありながら、主人公との関わり方にこだわりを見せてくれたウルトラシリーズにとって初めての大きな変化と言えるだろう。
そんな本作では表現されなかったこの光景。
あえて映像でなく、CCPで見るこの光景。
本作で表現されなかったからこそ、CCPで見るこの光景に脳内が妄想で埋め尽くされるのである。
キャラクターとして見ても、戦闘スタイルの違う両者のコンビは魅力的である。
守る強さを求めた強い意思と、正義の継承へ知性によって導く両者の力強さを感じるのである。
本作とはまた違った意味での”共闘"がここにある。
CCPにまたまたやられたおじさんのお話でした。