23/12/31(日)お前んちの麦茶、醤油みたいだな。
同窓会。
A あーそういえば昔俺んちでさぁ
B うん
A 誕生日会やったの覚えてない?
B 朋也の?やってたっけ。やってたか、集まる系の家だったもんね
A うん。そん時さぁ
B うん
A 「お前んちの麦茶、醤油みたいだな」って言ってたやついたんだけど、覚えてない?
B え、何て?
A 「お前んちの麦茶、醤油みたいだな」って
B …濃すぎたってこと?
A そうそう、うちの麦茶、ちょっと濃くて違和感あったんだけど、自分は毎日飲んでたからさぁ、それ気づかされたって言うかさぁ…
B 覚えてないなー
A だよねぇ
B うんだってその記憶主観じゃん。さすがに俺そっから記憶辿れないわ
A あーそっか
B うん。なんか客観的な記憶ないの?
A うーん、濃すぎた麦茶を醤油って言ったディスが刺さりすぎて、それしか覚えてないんだよなぁ
B あー
A いやなんか小学生であのセンス、子供ながらに負けたって思ってさぁ、あの瞬間、俺の中でそういう道行くのやめようって、ターニングポイントになってたと思うんだよね、今思うと
B そうなんだ
A うん、今思うと
B …けどさ
A うん
B なんかその感じ、ふかわりょうのネタっぽくない?
A …え?
B シュールなダンスしながらさ、「お前んちの麦茶、醤油みたいだな」って、浮かばない?
A …え?
B お前んちの麦茶、で間作ってるあたりとかさ
A まじだ…
B 浮かぶでしょ
A うん
B そんなもんだよ、小学生なんて
A パクリだったのか…
B うん
A なんか長い催眠術にかかってた気分
B 解けてよかったじゃん
A そうだな