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イエス・キリストの死を祝うことはなぜ重要なのでしょうか
【前回のまとめ】
イエスはご自分の死を祝い続けて、そのことを広く知らせるよう教えられました。ご自分の誕生日ではありませんでした。
祝う方法は、祈りを捧げて、パンとぶどう酒を回します。そして、その意味を思い起こすこと、イエスの死の重要性を広く知らせることです。
なぜ、これが重要なのですか
ほとんどの方は「死を祝うようにということはわかりますが、そもそも生まれてこなければ死なないわけですから、誕生日を祝ってもイエス様を偲ぶという意味では同じなのではないですか?」と思われるでしょう。
一般に偉人と言われている人に関して言えば誕生日、命日どちらも大切に思われていますね。祝祭という点では、やはり生誕の方が多いかもしれません。
では、イエスはなぜ誕生ではなく、死を祝うように教えられたのでしょうか。
それは全人類の救いが関係しているからです。
どういうことでしょうか?
ふつう、偉人であっても誕生時にはまだ何もしていないですよね。スタートです。亡くなった日には成し遂げた事柄ゆえに称賛され、語り継がれます。イエスは人類を救うために地上に遣わされたので、人間としてのスタートにも大きな意味があります。でも、神様のご意志を完遂し、ご自分の完全な命と血を犠牲として捧げることが必要でした。そして、そうされたのです。
【今回のまとめ】
イエスの死には全人類の救いが関係している
イエスは神様のご意志を完遂し救いが可能になった
初めて聞いた方には、よくわからないかもしれません。
イエスの死をなぜ祝うのかという問いの答えを十分理解するには、
そもそも、なぜ救いが必要なのかを理解しなければなりません。
さらに、イエスが、「遣わされた」とはどういうことか、
神様とイエスはちがうのか、などを少しずつ理解していかなければなりません。
これから少しずつ説明していきますが、聖書をまだ読んだことのない方々にも興味を持っていただける話題も交えていきます。