イエス・キリストの死の前後について
イエスは西暦33年今から約2000年前に亡くなりました。
その前の晩、イエスはご自分の弟子たちと簡素な式を行われました。
そして「このことを行っていき,私のことを思い起こしなさい」(ルカ22:19)と命じられました。その前後、イエス・キリストは何を教え、どう行動されたのでしょうか。それを知るなら、わたしたちはイエス・キリストの愛についてもっと理解することが出来ます。そして同時に、イエスを遣わされた天の父エホバの愛を深く感じることができます。
イエスの死を思い起こす集まりはニサン14日に開かれる
イエスの死を思い起こす集まりは年に一度開かれます。その日は「過ぎ越し」というイスラエル人にとっては特別な日で、ユダヤ暦のニサン14日に当たります。それで、毎年その日の日没後にイエスの死を思い起こす集まりが世界中で開かれます。その晩の月はたいてい満月です。
ニサン14日はどのように決められるのかについては https://www.jw.org/finder?locale=J&docid=1977452&srctype=wol&srcid=share
の二番目の質問をご覧ください。
ユダヤ暦では一日を日没から日没までとしています。それで、ニサン14日の日没後にイエスは特別な式を制定されました。そして、同じ日の午後3時ころに亡くなられました。わたしたちがふつうに用いている一日の区切りは夜中の0時ですので、それに従うと二日にまたがります。聖書の記述を読む時、少し注意が必要です。
イエスの地上での生涯の最後の一週間とその後を知る意味
これから、イエスの地上での生涯の最後の一週間とその後を時系列で追ってみましょう。主な出来事は、上記の記念式の制定、死、復活、昇天です。その意味と付随する出来事を知るなら、イエス・キリストにはどんな使命があったのか、どれほど深い愛を示してくださったのかを理解することが出来ます。そして同時に、イエスを遣わされた天の父エホバの愛を深く感じることができるでしょう。(続く)