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税効果会計について

 こんにちは。noteに初めて投稿します、ひぼたんです。今のところ大学三回生です。税効果会計について、個人的に分からなかったことをゆる〜〜く説明したいでnoteを書いてみました。少々言葉が拙いかもしれませんが温かく見守ってくれたら嬉しいです。

個人的な思想が入りまくりますのでそこら辺もどうぞよろしくです。


 税効果会計…私は昔は丸暗記してました。しかし、とうとうその複雑さ故、覚えるだけでは無理よりの無理になりました…ですので理解しようと頑張りました。簿記一級学習し始めて二年目の夏です。(めちゃくちゃ遅いですね…)
まぁ理解しようと思ったんですけど、、





テキスト読んでも分からん!!(キレ気味





 ということでした。うーー、分からない。でも、もういいや、次行こう。で片付けられません。そんなキャッシュ・フロー計算書みたいに捨てていい項目ではないです。
税効果会計は何でもくっつきます。寂しがりのメンヘラのように誰にでもくっつきます…辛い


という事で理解しようと頑張りました。

でもまだまだ理解足りてないと思うので、簿記プロフェッショナルの方、税効果会計のページを待ってます、お願いします🙇‍♀️



 そしてこのページでは、自分が分からなかったこと説明したいと思います。でも分からなかったところは殆ど前提の知識だけだけだったので、これから説明するのは初歩の初歩です。難しい事が知りたかった方、このページを閉じましょう!!!



 まぁひぼはドMなので、こんな事も分からなかったのか?という罵りも大歓迎。




 さぁ、ここから本題です。
ここで話すことは凡そ4点です。

①課税所得について
②益金、損金、減るのか増えるのか
③永久差異、一時差異について
④仕訳の書き方


①課税所得について

 課税所得とは、それに税率をかければ納める税金の金額を求めれる所得金額のことを言います。簡単ですね。


そして、この課税所得金額…
少ない方が税金安く済んでいいですよね。
安かったら嬉しいですよね。。
課税所得が安いのは嬉しい…嬉しい…



この感情、大事にしましょう。



 簿記二、三級は、会計上の理解だけで、
(期間)収益−(期間)費用=利益

でそこから税率をかけて税金を求めてきました。

一級はそこに税務上の知識が追加されて
益金−損金=課税所得←(課税所得でました!)
でそこから税率をかけて税金を求める現行のルールに直下しています。

あ、初級の簿記のテキストには利益と課税所得はほぼ一緒と書かれてあるものがあったんですよ。。。ほぼ一緒か。。。






……うん。それも思想だね。





②益金、損金、減るのか増えるのか

 課税所得の実質的な求め方ですが、先に利益を求めてから、税務上認められたり認められなかったりする、利益費用を足したり引いたりして算出します。



さて、用語では、税務上認められることを算入、認められないことを不算入と言うんです。

ですので、その算入不算入については4パターン調節の種類があります。

益金算入(益金として認められる)
益金不算入(益金として認められない)
損金算入(損金として認められる)
損金不算入(損金として認められない)

この4つ。これをどうにか利益からごちょごちょさせて、課税所得を求めるんです。
そしてこの4項目…感情的に二手に分かれます。課税所得を減らしてもらえる嬉しい項目、増やされてしまう悲しい項目の二つ。考えてみてください。。。





そう、嬉しいものは、益金不算入、損金算入。
悲しいものは、益金算入、損金不算入です。



どうですか?なんとなく分かりましたか?
感情で考えると覚えやすい(と私は思う)のでおススメです。理由は、感情のほうが理論よりも前に来やすいからです。頭で考えることよりも、早く感情が来ます。




ここまで大丈夫かな。私、説明下手らしいので、ここまでついてこれてる人とは是非友達になりたいです。
ほんとに。






 さて、調整の種類は4パターンあることは言いましたね。では実際どのようなものを調整しているんでしょうか。。。


 具体例は…有名どころは損金不算入(悲しいこと)でいうと、〇〇引当金という費用があります。これは損金にならないものがあるんです。当然ですよね。そんなバンバン引当金を損金化できるなら無茶苦茶引き当ててますよね。。引き当てすぎて赤字出します。従業員がキレて事務所の壁を壊した時用の引当金とか作りますね。。。。(会計上はバンバン引当金を作っていいんです。会計は自由なんです。この事例では修繕引当金ですね。)

あとは役員報酬費用とかですね。これ損金になっちゃうと税金払いたくないからって滅茶苦茶多く報酬出しちゃいます。社員(法的用語)さんはお金も貰ってうはうはです。

あとは益金算入(悲しいこと)で有名なのは、商品を無償提供した時の商品分代金は売上げたように益金にカウントされます。お金は入ってきてないのになんで??辛い。
原因は…なぞです。ごめんなさい。ググってください。


他にもいっぱいあるけど、簡略化したいので割愛します。


③永久差異、一時差異について

さて、いよいよ税効果会計の説明に入ります。


(今まではまだ導入でした。長くてごめんなさい。。。)

 この説明した4パターンは永久的なものと一時的なものがあります。
はい、分からなくなってきた。永久・一時ってなんだ?(自演)


 永久的なものは”来期以降には”影響を及ぼすことはなく、ずーーと損金不算入なら損金不算入、益金算入なら益金算入のままなものです。なぜなら、税務と会計の考え方に違いがあるパターンだからです。これを、永久に税務と会計上の差が埋まらないので、永久差異と言います。
具体例を言うと交際費はある一定の金額を超えるとすべて永久的に損金不算入です。未来永劫それが損金に認められることはありません。(交際費は確か一人頭5000円しか認められてないんだっけ。。。そんなの居酒屋くらいしかいけなくないですか・・・居酒屋で接待されるくらいなら一人で行きたい。。。。


 しかし一時的なものもあります。そう、"来期以降から”損金不算入が損金になったりとかする要素があると言うことです。


ん、そんな事があるの…?(自演)

あるんです。


税務上と会計上の考え方は同じなんですけど、期間や、計上のタイミングが違うとかで、差異が生まれてしまって”特定の期間だけ”税務と会計で違いが生じているパターンなら、あるんです。
具体例を言うと減価償却超過額とか。税務上は5年の耐用年数でないといけないけど、会計上は4年の耐用年数になっているみたいな場合、会計上のほうが当然毎回の減価償却費がおおくなります。でも税務も会計も固定資産が最後の1(か残存価格)になるまで償却し続ける考え方は一緒です。だからこの税務上と会計上の差異は"いずれは"ゼロになります。



長々と文章にして分かりにくかったなら、淫夢ネタ風に言ってみます。



この減価償却費、今期償却しスギィィィ!!自分、損金不算入いいっすか??でも、あとあと損金なるって知ってそうだったから、将来損金リストにぶち込んでやるぜーー!!いきなり不算入にしてすみません!許してください!なんでもしますから!(なんでもするとは言ってない)。。。。






こういうやつです。一時差異の説明を淫夢でするという無謀…これが深夜テンションか……



そして税効果会計はその期間差異の調整のために行われる会計です




ですので永久差異は除きます。一時差異しか扱いません。一時差異しか扱いません。(大事な事なので二度言いました)



つまり、、





税効果会計とは、将来の支出に関係することしか扱わない将来を見越した税会計なんです!!




こちらも大事そうなので今度は太字にしてみました。





④仕訳の書き方

さて、ここからが簿記学習者が気になるところだと思います。




じゃあ、実際問題仕訳ってどうやるのよ。




 私はここが1番分かりませんでした。
だって、繰延税金資産・繰延税金負債・法人税等調整額と並べられているのは分かるんです。

でもキャラ設定が全くつかめません。だれ、君だれ。なんでここにいるの…?

 …もしも、名探偵コナンが自己紹介せずに映画を始めだしても、今時知らない人はあまりいないので(多分)大丈夫だとは思いますが、コナンのことを何も知らないのに、急にコナンという小学生の男の子がでてきてそいつは実は本当は高校生で、さらに好きな人となぜか同居していたり(破廉恥ッ!)、さらに阿笠博士という規格外の発明家やFBIとか黒幕とか…いろいろ情報量盛り込まれたら、何が何だかわからなくなりますよね。
キャラ、知りたくないですか?なのでまずは自己紹介からです。




繰延税金資産・・・これは資産です。はい。当たり前のことだけど、私はこれがわかりませんでした。なぜ資産なのかというと、後々は損金になってくれるからです。もっとかみ砕いていうと、後々課税所得が減って税金が少なくなる分、結果的に現金が手元に残ってくれるから資産なんです。嬉しいものだったんですね。

繰延税金負債・・・これは負債です。はい。さっきの繰延税金資産の逆バージョンで考えてもらったらいいです。後々課税所得が増えて税金が増える分、結果的に現金が手元からなくなっていくから負債なんです。これは悲しいものなんですね。

法人税等調整額・・・これは費用…と言う人が多いです。これは当期にかかる税効果上の損益をあらわしています。来期以降のことはひとまず置いといて当期は得してるのか損してるのかが繰延税金〇〇の反対側に書けば判断できるようになっています。費用の側にいたら得してるだろうし、収益の側にいたら損してますね。(課税所得が低くなる方が得なので。)

当期の繰延税金資産が多ければ多いほど貸方に、繰延税金負債が多ければ多いほど借方に行きます。私たちの敵か味方か…わかるのは決算のときだけ。何かの事態に巻き込まれたときに相手の本性がわかるといいますがまさにこのことですね。

ところでこの勘定、ある時とない時が存在していますよね。

実はこの勘定、P/Lに影響が出るものしか基本的に計上しません。と言うことは…







法人税等調整額は当期に損益差が生じないときは計上する必要がないんです。(なので当期に損益差がない場合、繰延税金資産や負債の反対側に書く必要はないんです。)





これに気づいた時は、嬉しかったけど悔しかったですね。当期に損益差が生じないものは、その他有価証券評価差額金や土地の再評価などがあります。その他包括利益系ですね。



簡単な事だけど気づかなかった。あなたが持ってるテキストには書いてあったらいいな。



私はこの法人税等調整額の説明で大切なことはこの上記の太文字の4,5行だけで充分だと思いましたので、具体的な仕訳に移りたいと思います。




読者さんは後もう少しの辛抱ですね、見辛かったらごめんなさい。🙏








  まずこの3つの勘定の使い方ですが、なにか一時差異が出てきたら、その分を税率かけてから計上します。将来的にみて嬉しい項目であれば資産(繰延税金資産)の増加に、悲しい項目であれば負債(繰延税金負債)の増加に。これだけです。




 じゃあ分かりやすい減価償却超過分の仕訳行きたいと思います。
さっきの淫夢の説明で分かった人はすごいですね。

問題文 
備品 100,000円
残存価額    0円
耐用年数 会計上4年
     税務上5年
税率  30%
定額法で償却しなさい。

これでやっていきます。

一年目:
会計上.減価償却費=25000
税務上.減価償却費=20000

5000の差が出ました。これは損金が5000円程認められないと言うことです。5000円分の損金不算入になっちゃう…💧


悲しい…?と思いきや、これは永久差異ではなく一時差異なので、後々は損金不算入→損金になる要素がある事を指しています。"この要素を勘定としてもっておくというのは"、嬉しいことなので、嬉しい勘定使います。繰延税金資産です。因みにこれは当期のP/Lに関係するので法人税等調整額を使います。



なので1年目の仕訳は、

1年目:
減価償却費   25000 /減価償却累計額   25000
繰延税金資産 1500 /法人税等調整額 1500

さらに続けます。

2年目:
減価償却費   25000 /減価償却累計額   25000
繰延税金資産 1500 /法人税等調整額 1500
3年目:
減価償却費   25000 /減価償却累計額   25000
繰延税金資産 1500 /法人税等調整額 1500
4年目:
減価償却費   25000 /減価償却累計額   25000
繰延税金資産 1500 /法人税等調整額 1500

はい、同じだった。
1ー4年目で繰延税金資産は6000円になりましたね。
法人税等調整額はもうその時々の決算の時に処理されちゃってるのでもうないんですよ。



5年目は、会計上はもう償却しきっていますが、税務上まだ20000円分は残っています。はい、こっからが漸く税務と会計の損金の差を埋める時です。
いつものように会計上−税務上の金額を引くと△20000になりました。そのまま税率かけちゃいます。△なので逆勘定になりますね。

5年目
法人税等調整額 6000 /繰延税金資産 6000

はい。今までと逆の仕訳をしました。これで解消しました。差がなくなることを解消と言います。(逆に差が生まれることは発生と言います。)




問題は以上です。仕訳、難しかったかな。





この仕訳ができるようになってきたら、もう私のこのどうしようもない文章読むより、テキストや他のサイトに移ったほうがいいと思います。




以上です。





個人的に、税効果会計では、目先の仕訳の損得より、将来の課税所得がどうなるのかで判断していくことが大切なんだなぁと思いました。



法人税等調整額を基準に仕訳を書いてもいいかもしれませんが、存在しないパターンもあるし、どの税効果会計も将来的にどうなるかを考えないと求められないので、繰延税金資産負債をベースに考えています。




何と無く分かった人はテキストを読めると思います。でも、ここまでの拙くて説明不足な文章を読んで理解できたよって言う人。。。やばいテレパシー並みの理解力なので早く宇宙と交信したほうがいいです。



ではこの辺で。。最後らへん雑でごめんなさい🙇‍♀️

読んでくれてありがとうございます。



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