氷河期世代の愚痴08
連日の深夜残業、徹夜、パワハラ等。。20代の若い身体でも心身ともに病んで行く日々。
結局のところ自分がこのデザイン事務所に入社出来たのは、この環境に嫌気がさして人がどんどん辞めていった為、枠が空いたタイミングにスッと入ることが出来たといいう部分が大きかったのだと思います。
そしてさらに悪い事に辞めていった先輩達が、このデザイン事務所のメインクライアントと個人的に契約し仕事を受けてしまっていたのです。
結果的には「先輩VS後輩」の構図です。
そして、その事実は社長も知る事となり。。。反省するかと思いきや、実力の劣る後輩達(自社社員)に苛立ちをぶつけていきます。
そんな日々の中私は人生で初めて心に深刻なダメージを受けます。
身体の不調に加え、頭が一日中ボーっとしているというか、なにも考える事が出来なくなっていったのです。。
これは「鬱」なのか。。
それを確認するつもりで人生で初めて私は心療内科にかかりました。
結果としては「鬱病」。休職の診断を書いてもらう事も可能でしたがプロデザイナーとしてのキャリアを失う事を恐れ、抗うつ剤を飲みながら仕事を続ける事にしました。
抗うつ剤の効果ですが、人によって効果は多少違うかと思いますが、私の場合は「常に気持ちがフラット」な常態でした。嬉しいと悲しいとか殆ど感じられない状態でした。
ただ、心療内科も24時間営業ではありません。
心療内科に通うため月に数日、時間を作り少し早めに仕事を終えて心療内科通っていた私に何故早く帰るかと社長は不満をぶつけてきました。
(社長には心療内科に通っている事は伝えていません)
その場では抗うつ剤のおかげもあってか、淡々と社長の話を聞いていた私でしたが、社長が去ったあと何故か身体が震えてきました。
この怒りか悲しみか自分でも解らないこの震えに心の限界を感じていました。この時入社から2年が過ぎていました。
そして、他の社員達にも変化が起き始めていたのです。