日々詩書肆室通信
HIBIUTA AND COMPANYは、日々詩編集室のほかに、日々詩喫茶室・日々詩書肆室(書店)、日々詩意匠室があります。
日々詩書肆室では、今日のおすすめの1冊を紹介する毎日書肆室通信を発行して、お客さんにお渡ししています。毎日すごく力作なので、こちらでも紹介していけたらいいな~と思っています。
今日の1冊は『「知らない」から始まる―10代の娘に聞く韓国文学のこと』((ま)&アサノタカオ/サウダージ・ブックス)
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こんにちは。日々詩書肆室の村田です。
毎週金曜日は読書会の日。今日は、19時からオンライン自主読書ゼミやわらかくひろげる 宮内勝典『ぼくは始祖鳥になりたい』とともに第9回を開催します。この自主読書ゼミは、2021年からサウダージ・ブックスという出版社の編集人アサノタカオさんと協力して開催しています。現在は小説家宮内勝典さんの長編『ぼくは始祖鳥になりたい』を、毎月2章ずつ読み進めています。参加者のみなさんのお話をじっくり聞くことができるのはもちろん、文学への深い愛と知識に裏打ちされたアサノさんのお話を聞くことがとっても楽しいです。
今日紹介する『「知らない」から始まる』は、アサノさんの文学愛を強く感じることのできる一冊。K-POPが大好きな10代の娘(ま)さんと、韓国文学が大好きな父アサノタカオさんが、韓国で同時代に活躍している作家の本を読んで感想を語り合います。国は違っても、人々の抱える苦しみや寂しさ、喜びや幸せがそれほど変わるわけではありません。
(ま)さんは現代を生きる若者の感覚を持って、隣の国で生きる若者たちの痛みを文学から読み取っています。14歳から17歳までの(ま)さんの言葉を、正面から受け止め、同じ目線で語り合う父・アサノさんの姿勢も素敵です。
本日のイベント 3.22(金)19:00~21:00
オンライン自主読書ゼミ「やわらかくひろげる」 宮内勝典『ぼくは始祖鳥になりたい』とともに 参加費1000円 ご予約はinfo@hibiuta.orgまで!
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