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リガーレ仙台に入団内定 三好愛未さん

 Ⅴリーグに所属するセミプロ女子バレーボール(VB)チーム「リガーレ仙台」に、東松島市赤井出身の三好愛未さん(22)=尚絅学院大学4年=の入団が内定した。【山口紘史】


東松島市赤井出身 三好愛未さん

 26日に同市役所を訪ねた三好さんは、渥美巖市長に「試合にたくさん出て、まずはレギュラー定着を目指す」と語った。

 三好さんは赤井小6年時に知り合いの誘いで田尻VBスポ少=大崎市=に入団。楽しさに取りつかれ、VBの名門で知られる乙(きのと)中=新潟県=、古川学園高=大崎市=、尚絅学院大に進学した。

大学時代はリーグ得点王

 春高バレーや大学女子選手権で活躍し、大学4年時は東北VBリーグで得点王に輝くなどアタッカーとして注目を集めた。その才能が見込まれ、今月6日にリガーレ仙台に入団内定。8、9日にはホーム公式戦に初出場して初勝利を飾った。

「レギュラー定着を目指す」と意気込む三好さん

 「とにかくバレーボールが好きで、ずっと続けていたらここまで来た」と三好さん。高校3年だった令和2年度はコロナ禍の影響で全国大会が軒並み中止となるなど悔しい思いもしたが、情熱は絶えることなく、大学進学後は1年からレギュラーとして全大会に出場したという。

 三好さんと母の夏奈さん(46)、市バレーボール協会の青野吉宏さんが市役所を訪問。渥美市長は「国内最高峰リーグのチームに入団したのは市内では初めて。大変素晴らしい」と喜び、「いずれ市内の小中学生向けにバレー教室なども開いてほしい」と望んだ。

レギュラー定着を目指す

 三好さんは「遠征試合も多いので、まずは体を慣らしつつレギュラー定着を目指す。自分の活躍を見て『バレーボールをやってみたい』と思う古里の小中学生が増えてくれればうれしい」と話した。

 三好さんの武器は173㌢の長身から繰り出す鋭いスパイク。比較的けがが少なく、安定感に優れる。「昔から人よりよく食べるので体が強いのかも」と自己分析。好きな食べ物はイチゴ、桃、梨、肉、刺身だという。

※Ⅴリーグ…一般社団法人ジャパンバレーボールリーグが管轄するセミプロリーグ。リガーレ仙台をはじめとした全国計11クラブが参加し、レギュラーシーズン(リーグ戦)はホーム&アウェー方式で年間計28試合を行う。上位4クラブがプレーオフに進出できる。今季のリガーレ仙台は26日時点で暫定2位につけ、3月29日に千葉県で行われるプレーオフへの進出を決めている。

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