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まちの主役は子どもたち

3月24日「キミいろタウン」東松島市

 子どもたちで作る1日限りのまち「キミいろタウン」の実現に向け、東松島市のNPO法人いろどり・みんなのみち(浅野和久代表理事)は23日、矢本西市民センターで説明会を開いた。開催は3月24日を予定し、子どもたちが経営者となって店を構え、来場者を迎える。

グループワークで職種を学んだ

 子どもたちが主体に活動し、まちの仕組みを学ぶ企画。同団体は昨年、子ども実行委を立ち上げ、夏は奥松島で合宿、秋にはおばけ屋敷を開いた。今回は経営者として多種多様な職業を体験し、疑似通貨(給与)で買い物を楽しむ。また、来場者を「観光客」として招き、子どものまちを体験してもらう。

経営希望の児童に説明

 職業は漁師、図書館司書、パン屋、駄菓子屋、警察官、医師・看護師、記者、銀行員など16の職種を提示。説明会では実行委の児童8人が代わる代わるマイクを握り、経営者を希望する児童と保護者約20人に「漁師はお菓子を釣る」「パン屋は本物のパンを売る」「花屋は折り紙の花を販売する」などと具体な取り組みを語った。

自己紹介する子ども実行委員のメンバー

 実行委と経営希望の児童が交じったグループワークでは、掲示された仕事をさらに絞り込み、販売するものまで踏み込んだ。矢本東小学校3年の小川佐恵さんは「銀行員としてお金を通貨に替える仕事をしてみたい」と話していた。

 今後は3月3日、9日、23日の午前9時―午後4時に商品、看板制作など出店準備を行う。会場はいずれも同センター。NPOでは同市内の児童を対象に引き続き、経営希望者を募集している。問合せは浅野さん(080―6556―9103)まで。
【外処健一】



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