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12月まで毎月「月の市」 東松島市矢本・須賀神社
地域コミュニティーの中核へ
東松島市矢本の須賀神社(浅野雅信宮司)で23日、地域活性や世代間交流を図ろうと、マルシェ形式の「月の市」が開かれた。初の試みで、これを皮切りに12月まで毎月1回催す。今後は、神社のシンボルである木彫りの昇り竜や樹齢約800年の御神木といった縁起物にあやかった企画を展開。若者世代が神社に足を運ぶきっかけを作っていく。
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月の市は、市民から成る一般社団法人「蒼(あお)いまちおこしカンパニー」(櫻井政文代表理事)主催。野菜や飲食物の販売、フリーマーケット、ワークショップなど14ブースが並び、あいにくの雨ではあったが、近隣住民が足を運んだ。
同神社には、拝殿の柱に絡みつく一対の昇り竜がある。御神木のケヤキを使って作られたという言い伝えがあり、木彫りの昇り竜は全国的に見ても珍しいという。経年劣化で修繕が必要となり、4月に竜を含む本殿の修復工事を終えたばかりだ。
縁結びアート制作進む
昇り竜は、今年の干支「辰(たつ)」にちなみ、旅行雑誌や全国ネットのバラエティ番組などがこぞって紹介。現在は、県外から観光客が急増している。
神社はこの状況に着目し、地域内外の若者世代を呼び込もうと、子授けの御利益があるという御神木にあやかり、竜をモチーフにした縁結びのアート作品を制作中だ。
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神社総代長でもある櫻井代表理事(74)は「古来より地域コミュニティーの中核である神社に人を呼び込むきっかけを作っていきたい。神社に足を運んだ人の流れが市街地へ広がり、街が活気づいてくれればなにより」と話した。
次回の月の市は7月21日、午前10時―午後4時。夕方からは昨年11月に好評だった「夜市マルシェ」を開く。地元住民らがよさこいやキッズダンスなどステージパフォーマンスを披露し、縁結びのアート作品がお目見えする。【泉野帆薫】
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