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お待たせ!マル賢みかん
和歌山県の生産者PR
やや小ぶりも甘み強く
石巻青果花き地方卸売市場に24日、冬の風物詩となっている「マル賢みかん」が今季初入荷した。25日には生産者で作る㈱マルケンみかん=和歌山県有田川町=の永石睦巳社長(57)が同市場を訪れ、品質の高いミカンをPR。入荷は今年いっぱい続き、石巻市内の店頭には来年1月初旬まで並ぶという。
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「マル賢みかん」は同町賢(かしこ)地区の農家28軒が、約60㌶の農地で生産している。樹上でしっかりと熟したものから選別、収穫する〝山選り〟を行い、高鮮度が維持されるのが特長。40年以上前から石巻地方と縁があり、年末の贈答用としてもなじみの深い冬の味覚だ。
今年は、夏場の高温が影響して生育がやや遅れたが、その後は順調に実が熟した。雨が少なかったため例年よりも小ぶりだが、その分糖度は上がっているという。
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石巻への出荷量は昨年(550㌧)よりも少ない525㌧の見込み。最上級の賢宝(6・8㌔、Mサイズ)は店頭で6―7千円前後と、例年通りの価格に落ち着いた。
永石社長は「山で採ってそのまま食べるのと変わらない味が魅力。これからも産地を守り、末永く高品質なミカンを提供していきたい」と話していた。
【渡邊裕紀】
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