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ココ・シャネルと私

先日載せた記事にも書いた通り
彼女の存在は私にとってかかせない。

彼女を知ったのは私が小学生の頃。
当時、シャネルのブランドが大好きだった。
シャネルのアイテムは持ってなかったが、祖母の家にあったシャネルの香水を幼いながらに譲り受けたことがある。

いつか自分で手に入れたい

そう思っていた矢先、母が
『シャネルを持てるのは品のある人だけ』
『キャピキャピした人が持つとシャネルの価値が下がる』
と釘を刺した。

確かにそうだとも感じたが、
当時はとても衝撃的だったのを覚えている。
そして、この衝撃が後に
『シャネルは高嶺の花、私のような人間には到底持つことは許されない。』
と考えるきっかけに。

そんな時に出会ったのが一冊の本。

高野てるみ 著書
『女を磨く ココ・シャネルの言葉』
https://g.co/kgs/PqYKxr

ココ・シャネルが生前残した名言の数々が載っている。
この本の言葉に励まされたことが何度あったか。
ちなみにこの本を手に取ったのが小学生の頃。
大人びたことが好きな子どもだった。

そして、年は飛んで22歳。

マドモアゼル プリヴェ展が日本で開かれた。

まだシャネルを持つなんて滅相もないと
思っていたが
『ココ・シャネルを感じられるのなら』
と恐れ多くも足を運んだ。
服装や化粧にも気をつけた。

その時の投稿
https://www.instagram.com/p/B6uwZ4yHZVw/?utm_source=ig_web_copy_link

今振り返っても、あのイベントに参加してた時が、これまで生きてきた中で一番輝いていたと思う。

まず、あんなすてきなイベントに、こんな私が参加できたこと自体が素晴らしかったし、私を少しでも受け入れてもらえたような感じがして嬉しかった。

それがきっかけで
『憧れに近づくためにもシャネルを持ちたい』
と恐れ多くも思うようになった。

そして、私は自分のクリスマスプレゼントに
シャネルの香水 No.5 を買った。
あとネイルも。

直前までとても緊張していた。
思わず、香水を紹介してくださった店員さんに私の思っていたことを話してしまったものだ。

しかし店員さんは
『シャネルは全ての女性のためにある』
『むしろ貴方のような人にこそ…』
と私に伝えてくださった。

お仕事としてもあるかもしれないが
単純な私は、再びぬか喜びしてしまった。
しかも、その時も格好は気をつけていたし
多少気を引き締めていたのもあったかと。

未だにシャネルを持つのは尊いことだと思う。
しかし、理想的な人になるために
自分を励ますようなものはあってもいいかと少しは思っている。
そんな憧れの存在があるから、私は頑張れる。

シャネルの似合う淑女になりたい。
いつか聖地巡礼もしたい。

それは幼い頃からの夢でもある。
いつか必ず叶える。



オリバー。



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