性別的見方による幸せ
生まれた国や時代が違っても、『今』が幸せと
思うことができるだろうか。
『名誉殺人』というワードが含まれている、パキスタンで10代の少女2人が家族に殺害されたというニュースが目に入った。
事の発端は、3人の少女のうち2人に一緒にいた男がキスをした動画がSNSに投稿された。
というところから。
それがきっかけとなり、少女の父とその親戚に殺害されたというもの。
こんなことが同じ地球で起きているという事実を改めて知って、落胆した。
今の日本ではありえない出来事が
遠く離れた国で起きている。
ちなみに、パキスタンには
『女性の体の行動には名誉が伴う』
という古い教えがあるそうだ。
今回の事例も、それによる事件。
歴史を重んじるとはいえ、殺人事件。
現地では、名誉殺人に対する厳しい処罰があるものの、未だに事件は起き続けているそうだ。
しかも、パキスタンだけではないらしい。
まだまだ女性に対する劣悪な環境、社会が
多くの国にあるという事実。
私の知らないところで、今もどこかの誰かが
涙を押し殺しているのかもしれない。
助けを待っているのかもしれない。
胸が痛くなる。
ただ私は少しでも多くの人たちが救われるのを
祈ることしかできない。
そんなことを考えながら思ったことがある。
少女たちがしていたことは、日本では当たり前のこと。
この当たり前が通用しない国がまだまだ沢山あるということ。
見方を変えたら、私たちは恵まれていると改めて見直すことができる幸せ。
この国、この時代に生まれて来れたことによる
自分のエゴかもしれない。
でも、今ある状況を幸せと感じられることは
とても大切なことだと改めて感じることができた。
女性差別は、どの国でもまだまだ多くの課題が残っている。
名誉殺人が起きている国では、デモや抗議活動が続いているらしい。
まさに今、彼女らも歴史の変革の真っ只中。
一刻も早く、この状況が良くなることを祈りたい。
参考記事はこちら
https://m.huffingtonpost.jp/amp/entry/pakistan-honour-killing-video_jp_5ec48378c5b60cee79a343e6/
オリバー。
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