幸せになるためには何が必要?お金?名誉? 地位?パートナー?ハーバード大学75年の研究で 分かったこと。思考トラップ脱出編⑧
前回は
仕事は探しにいく時代から自分でつくる時代へ
好きな事だけして生きていきたい!
自由にマイペースで生きることは簡単!?を
お届けしました。
まだ読んでいない方はこちらから。
人生で幸せになるために何が必要か?
これ人によって全然違うと思います。
「お金」「名誉」「地位」「パートナー」
「友人」「夢中になれる趣味」など。
ハーバード大学の75年間にも渡る研究で
幸せな人生を送るには何が必要か?
724人の男性の人生を追跡調査して
分かったことがありました。
その長年の研究で分かった
幸福で健康な人生を送るために
必要なこととは?人生の教訓とは?
以下、感動したので書き起こしました。
一生を通して私たちを健康で幸福に
してくれるのは何でしょう?
最高の未来の自分に投資をするなら
自分の時間とエネルギーに何を使いますか?
2000年生まれの人達に
最も大切な人生の目的は何かと訊ねました。
80%の目的は富を貯えること(お金持ち)で
その同じ若者の内50%は有名になることでした。
働きもっと成果を出すように!と
求められている世の中です。
(このときの写真笑いました。日本かな?)
良い人生を送るためにはそうすることが
必要と誰もが思わされています。
自分の人生を自分の選択がどう人生を
描いていくか予測するなんて
ほとんど不可能です。
その人の人生がどのようなものかは
その人の過去を思い出してもらうことで
分かりますが、ご存知の通りそれは
あまりあてになりません。
多くの過去はほとんど忘れられていて
時には完全に創作された記憶もあります。
では、ある人の人生が展開されるのを
観察しながら記憶できないものでしょうか?
人々を10代から老年まで追い幸福と
健康のために本当に何が必要なのか
模索しようと始めたのが我々の研究です。
ハーバード成人発達研究は史上最も
長期にわたって成人を追跡した研究です。
75年間724人の男性を追跡して休むことなく
仕事や家庭生活、健康などを記録しました。
もちろん、その期間中に我々が彼らの人生が
どう展開するかは知る由もありませんでした。
このような研究は非常にまれです。
10年もたたない内に頓挫してしまいます。
あまりにも多くの人がプロジェクトを
降りてしまう、研究費用がなくなる
研究者が他のことで忙しくなり
または亡くなってしまうことなどが原因で
進行がストップしてしまうからです。
我々の場合は運がよく、数世代の研究者の
根気強さのおかげでこの研究は残りました。
最初に研究に参加してもらった724人の内
約60人未だに健在で今も研究に参加しています。
そのほとんどが90歳代です。
新しくこの研究に彼らの2000人以上の
子ども達も参加してもらっています。
私は4代目の研究責任者です。
1938年以来、男性の2グループを
追跡しています。
1番目のグループは研究が始まったとき
ハーバード大学の2年生で
第二次世界大戦中にほとんどが
戦争に行きました。
2番目のグループはボストンの極貧環境に
育った少年たちがこの研究のために
選ばれました。
最も問題の多い貧困家庭出身の
人達だからという理由からです。
水道設備もない安いアパートに
彼らのほとんどが住んでいました。
研究がはじまるとすぐに彼らすべてに
インタビューをして
健康診断を受けさせました。
我々は彼らの家に行き、彼らのご両親にも
インタビューしました。
彼らは大人になり様々な人生を歩んでいました。
弁護士、工場勤務、レンガ職人、医者、中には
アメリカの大統領になった人もいました。
また、アル中や統合失調症になった人もいます。
社会の底辺から上に上った人もいれば
反対に下り落ちた人もいました。
この研究が未だに続いていることは、研究の
創始者たちは思いもしなかったことでしょう。
1年おきに研究のスタッフが参加者に
電話をして彼らの生活に対しての質問票を
送ってもいいか尋ねると、ボストンスラム街の
男性の多くはこう問い返します。
「なぜ俺の研究を続けたいんだ?
俺の生活は面白くもないだろう」と。
ハーバードのグループからは
決して出ない質問です(笑)
彼らの生活を把握するため
質問票を送るだけではありません。
彼らの居間でインタビューしたり
彼らの医者から医療記録を手に入れます。
血液検査をして、脳画像を撮り、子ども達とも
話をして、妻との話し合いも撮影します。
約10年前参加者の妻たちにも
研究参加をお願いすると
彼女の多くはこう言いました。
「そういってくれるのを待っていたわ」
彼らの人生から得た何万ページにもなる
情報から分かったことはなんでしょう?
それは富でも名声でも
無我夢中で働くことでもなく
75年にわたる研究で
はっきりとわかったことは
私たちを健康に幸福にするのは
「良い人間関係に尽きる」
ということです。
人間関係に関して3つの
大きな教訓もありました。
第一に周りとの繋がりは健康に
とても良いということ。
孤独は命取りで
家族、友達、コミュニティとよく
繋がっている人ほど幸せで身体的に健康で
繋がりの少ない人より長生きすることが
分かりました。
孤独は害になるという研究結果が出たのです。
孤独化を甘んじて受け、生活している人は
あまり幸せを感じていないのです。
中年になり健康の衰えは早く
脳機能の減退も早期にはじまり
孤独でない人より寿命は短くなります。
悲しい現実ですが、これから先
いつでもアメリカ人の2割以上は孤独だと
答えるでしょう。しかし、群衆の中や
結婚生活でも孤独を感じることはあります。
第二に、ここで大事なのは友人の数が
ものをいうのではなく
生涯を共にする相手の有無でもないのです。
重要なのは身近な人達との関係の質なのです。
(ここが個人的に一番グッときた内容です)
争いの真っただ中で暮らすのは
健康に悪いことが分かっています。
例えば愛情の薄いケンカの多い結婚は
健康に悪影響を及ぼし、おそらく離婚よりも
悪いでしょう。愛情のある良い関係は
人を保護します。
我々研究者は参加者全員を追跡し
彼らが80年代になったとき
中年の彼らを振り返り
誰が健康で幸せな80代になったか
予測してみたかったのです。
彼らが50才のころに得た彼らのデータ
すべて集めてみると
中年のコレステロール値などとは
関連性がなく、どのような老年を迎えるかは
当時の人間関係の満足度で予測されることが
分かりました。50才で最も人間関係に
満足している人が80才になっても
一番健康だったのです。
親密な良い関係がクッションとなり加齢過程での
様々な問題を和らげてくれるようです。
中でも特にパートナー共に幸福だと
感じていた人たちは80代になり
身体的な苦痛があっても精神的に幸福だ
という結果が出ています。
しかし、不幸な関係にある人たちは
身体的苦痛があるなら、精神的苦痛で
その身体的苦痛がさらに増幅されていました。
第三に人間関係の良い関係は体の健康だけでなく
脳も守ってくれるということです。
良い関係をしっかりと80才まで続けられる人は
その関係に守られています。
「何かあったときに本当に頼れる人がいる」
と感じている人の記憶ははっきりしています。
一方、パートナーには全く頼れないと
感じている人には記憶障害が
早期に現れはじめます。
良い人間関係といっても波風が
立たないわけではありません。
ある80年代のカップルは、明けても暮れても
小言を言い合っているかもしれませんが
お互い頼り合えると感じている限り
彼らが苦難に遭遇したとき口論しても
後々に残るということはありませんでした。
この教え、親密で良い人間関係は包括的に
私たちの益になっているという教えは
今に分かったことではありませんね。
なぜ、そんな関係は築き難く
無視されやすいのでしょう。
誰でもそうですが、私たちは手っ取り早く
手に入れられる生活を快適に
維持してくれるものが大好きです。
人間関係は複雑に込み入っています。
家族や友達との関係を維持していくのは
至難のわざです。その地道な努力は地味で
その上その仕事は死ぬまで続きます。
75年にわたる研究で定年退職後
一番幸福な人は、仕事仲間に代わる
新しい仲間を自ら進んで作った人たちです。
最近の調査の2000年生まれの人たちのように
この研究の参加者の多くは彼らが
青年期に入ったとき、名声や富や業績が
良い生活をするには、必要なものだと
本当に信じていましたが、75年もの研究で
繰り返し繰り返し示されたのが
最も幸せに過ごしてきた人たちは
人間関係に頼った人々だということでした。
それは家族友人、コミュニティと様々です。
あなたはどうですか?
今あなたが25才、40才、60才なら
あなたが人間関係に頼るというのは
どういうことですか?
あなたが出来ることは実際無限にあります。
テレビやPCの前に座っている時間を
人と過ごす時間にする、新鮮さを失った
パートナーとの関係を活気づけるため
何か新しいことをパートナーとする。
長い散歩とかデートなどです。
また、何年も話していない家族に
連絡をとるのも1つの方法です。
よくある家族のイザコザは遺恨を抱く人々に
ひどい悪影響を及ぼすからです。
最後にマークトウェインの言葉を
引用して終わります。
一世紀以上むかし
彼は人生を振り返りこう書きました。
「かくも短い人生に、謝罪し、傷心し
責任を追及している時間などない。
愛し合うための時間しかない。
それがたとえ一瞬にすぎなくても」
良い人生は良い人間関係で築かれます。
サンキュー
以上です。
いかかでしたでしょうか?
私はすごく感動しました。
と同時に安心しました。
「お金」や「名誉」「地位」だったら
どうしよう!?なんて思っていました。
「お金」は確かに今の時代は必要だけど
やっぱり一番の財産は「人」ですよね。
そして「名誉」や「地位」でもなかった。
「特別になりたい」
「社会的に認められたい」という発想は
セルフイメージの低さからだそうです。
今の自分に満足していたら
その考えはしなくなります。
というか、自分の社会的な立場や地位が
どんなものかは、気にならなくなります。
自分を小さくつまらない存在だと思うと
「誰かに認めてもらいたい」という
欲求が出てきます。
でも、学校教育を受けていたり
メディアを見ていると
その欲求が当たり前になりますよね。
私たち1人1人は宇宙に1つしかない
オリジナルでスペシャルな存在なんて
誰も教えてくれなかった。
だから、「気づく」ことが大切です。
詳しくは学校教育のところで書いたので
読んでいない方はこちらから。
今回の研究で研究者の人が
「新鮮さを失ったパートナーとの
関係を活気づけるため
何か新しいことをパートナーとする」ことを
オススメしたいと言っていましたが
私は自分と合わない人とは
家族でも友人でも知人でも
スっと離れたほうがいいと思うんですよね。
ムリして付き合わないことが一番です。
仕事でも、人間関係でも、趣味でも
長く続けることが何事も
称賛されている世の中ですが
「合わないものは合わない」
「違うと思ったら無理して続けない」
これでいいと思います。
私は長く関係を続けることが
いいことだと思い込んで
無理して人付き合いをしていたら
体調を崩したことがありました。
そして、その関係を手放したら
良いご縁がスッと来たんですよね。
不思議なことに。
「あのときは執着していたな」とか
「嫌われないように頑張っていたな」とか
今振り返ると、なんで関わっていたのか
???だらけです。
「執着」と「常識」にとらわれていた私に
いいことは何もありませんでした。
ここから学んだことは
「人付き合いでストレスを感じたら
その人から迷わずスッと離れる」
ということでしょうか。
その人と離れても、いいご縁は
手放した分必ず来ると思いました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
この宇宙に1つしかない
オリジナルでスペシャルなあなたに
このメッセージが届けられたことに
感謝を込めて。
次回の思考トラップ脱出編⑨は
お金がやってくる人の共通点とは?
簡単にできるお金引き寄せ術
お金は物質ではなくエネルギー
すべては波動エネルギーでできている!?
をお届けします。
Twitterもしています。
noteではなかなか伝えられない
情報をお伝えしているので
よかったらご覧ください。
わたしたちの現代社会が
なぜこんなにも苦しく
国民が将来に不安を抱えながら
生きているのか。
それは過去の歴史を紐解けば理解できます。
過去の歴史を知ることで
今の自分の立ち位置を理解することができ
どう行動すればいいのか分かります。
賢者は歴史に学ぶシリーズを
発信しているので
よかったら読んでください。
織田信長がかっこいいので
織田信長の回が気に入ってます。
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