書きたいことを書くための提案 / 京都ライター塾 第3回レポート
2024/2/10(土)
第3回目の京都ライター塾講座がありました。
京都ライター塾は、江角悠子さん主催の“書いて幸せになる"をコンセプトとした全6回のライター講座です。
今回のテーマは「企画の立て方」について、講義で得た学びをレポートします。
企画提案(営業)するとは?
出版社や編集プロダクションに企画を提案すること、
つまり、自分で企画を立て各媒体へ持ち込むことを意味します。
仕事を依頼してもらうためにできることはいくつかあります。
例)ブログなど公式サイトを持つ
クラウドソーシングに登録する
誰かに紹介してもらう
企画提案=営業する
"営業"というと苦手意識を感じる方も多いかもしれません。
しかし、どんな媒体も常に次の企画を何にするか考えています。
そこで、企画を立て持ち込むことができれば「鴨がネギを背負ってきた状態」と江角さんは例え、採用される打率が上がる!依頼を待つだけではなく、取りに行こうと話されていました。
企画を立てられるようになると、もれなく以下のメリットが得られます。
メリット①企画を立てられる=自分の書きたいことが書ける
メリット②企画が採用される=自分の好きなことを書いて原稿料がもらえる
自分の書きたいことを書いてお金ももらえる、ライターとして理想の働き方を実現することができます。
企画の見つけ方はどうするのか?
企画は、以下3つの視点が重なる部分を考えることで見つけられます。
視点①読者が読みたいモノ・知りたいコト
誰がターゲットの媒体か、
扱っているテーマや内容の特徴を分析します。
視点②自分だからこそ書けるテーマ・書きたいコト
自分の興味があることや書きたいと思うコトは何か考えます。
(好きなモノの何が好きなのか具体的に考えてみる)
視点③まだその媒体で書かれていないコト
媒体の過去記事から、まだ書かれてないコトは何か見つけます。
企画を立てるための手順とは?
手順①誰がターゲットか考える
自分の興味と合いそうな媒体、
書きたいテーマを扱っている媒体を探します。
手順②自分の興味があることを挙げていく
ハマっていること、悩んでいることなど
自分が知りたいことや自分が解決したい問題もネタになります。
手順③誰に会い、何を聞きたいか考える
手順②のことについて深掘りや問題解決するために聞くことを考えます。
会いたい人は身近な人でも構いません。
机に向かって考えるよりも、人と会ったり、本を読んだりする方が企画が浮かびやすいと江角さんは話されていました。
また、企画を考える上では以下のポイントを意識しておく必要があるようです。
話題性に関しては、記事公開のタイミングで興味を惹くかということがポイントだそうです。
話題性のある提案をするには、日頃から社会の動きにアンテナを向ける必要がありそうです。
企画書のゴールとは?
企画を提出した後のゴール、それは採用されることです。
採用されるには、以下の条件が必須となります。
・読者へのメリットが感じられる内容であること
・どんなページになるか全員が想像できること
企画書はA4用紙1枚にまとめるのがベストです。企画のイメージを想像できるよう、以下の点をまとめて提示すると良いと教えていただきました。
・仮タイトル
・テーマ、コンセプト
・原稿内容の構成
・使用写真のイメージ
企画書に加え、サンプル原稿も一緒に提出すると、より企画が通りやすくなるようです。
感想
今回企画を立てる手順や注意点を知ることができました。企画発想は身近なモノから始められそうと思う反面、深める構成の部分が1人で進めるには難しそうだなと感じました。
しかし、幸運なことに今回の課題は企画書を書くことです。実践して、フィードバックをもらうことができます。どんなフィードバックがもらえるのか、企画を立てるよりもそっちの方が楽しみな気持ちです。
また講義中、自分のメディアで書いた記事は、サンプル原稿になる場合があり、ネタをためることにも繋がるという話が印象に残りました。
ライターとして動き出すには、まず自分を知ってもらう必要があります。知ってもらうために発信することが重要性です。私はそのことを頭では理解していますが、世に出すには推敲した文章をという考えがどうしても抜けず行動できずにいるのです。しかし、発信すること=ネタをためることをで、それを目的にすると考えると、日々発信をするというハードルが少し低くなった様に感じました。個人の発信が簡単に出来るようになったからこそ、知ってもらうための発信を継続する必要があると改めて教えていただきました。
第4回のテーマは「インタビューのやり方」です。ついに実践!というイメージの内容です。ワクワク、楽しみです。
その前に課題、企画書作成頑張ります。
おわり。
今回の写真は、フリーイラスト・アイコン素材フリーペンシルさんから拝借いたしました。
ネギを背負った鴨になるぞ!🦆
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