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アルモンデごはん 来年の方からいい香りがしてきたよ
10月からの3ヶ月が翌年の気運だというのは、ゲッターズ飯田さんの言葉。10月に入ってからというもの、今年の流れとは違う雰囲気が漂ってきています。それがなんだかとってもいい香り。
父の体調が悪くなり、介護していた母も疲労でダウン。両親をサポートするため毎週帰省する日々が続いています。車で片道2時間は遠くもないけれど、近くもない。仕事もセーブしている状況です。両親の手助けもしたい、でも同じくらい仕事も頑張りたい。気持ちだけでできない現実に葛藤した時期もありました。でもある時、諦めたんです。私一人でできることなんてない。頼ろう。一人相撲を諦めたら、今も、少し先の未来も動き始めたみたいです。力んでばかりじゃみえないことがたくさんあるんだな。
<10月21日>
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昨日は、来年始まる新たな企画の打ち合わせ。夕方はパン屋でお茶を飲みながら、夜はメキシコ料理を食べながら、そして深夜はコーヒー&スイーツを嗜みながら、延々と話し続けました。楽しみすぎる。11月中には告知できそうです。10月から12月に掛けての3ヶ月間が来年を決めると、ゲッターズ飯田さんがよくお話されています。とすると、私の2025年はチームで動く年になるんじゃないかな。この企画にはゆこりんがいるといいかも。そうやって声をかけてくれる人がいる。ならば後先考えずに飛び込んでみよう。
<10月22日>
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皮を剥いてタッパーに保存していた柿。その存在をすっかり忘れてはや1週間。追熟してとろとろになった柿は、上品な甘さの超高級デザートへと変貌を遂げていました。わたくし、過熟成した柿とチーズの組み合わせをこよなく愛しています。モッツァレラチーズ、柿、塩、ほんの数滴のお酢。合わせるだけで、GO to heaven。砂糖や蜂蜜など甘味は様々あるけれど、とろけるほどに熟した柿の甘さってすーっと溶けて、余韻も柔らか。気品のある甘さにうっとりしてしまいました。
<10月23日>
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今年もやってきました。長ねぎの青いとこの季節。この秋初めて「青いところ持ち帰るよね」と言われたので、元気よく「はい!」と返事しました。帰宅後、いそいそと大好物のチャプチェを。いつでもつくれるように韓国春雨(さつまいもでんぷんの春雨)を常備しているんです。もっちもちの春雨を茹でている間に、コキュっと歯応えのいいエリンギ、香りのいい青いとこを炒めます。味付けは、コチュジャンと醤油と味醂で甘辛に。茹で上がった春雨と炒めた具材を和えてできあがり。昔々、韓国料理の先生に「チャプチェは和えものだよ」と言われたことを思い出しました。秋のチャプチェは地味だけどとっても美味しい。
<10月24日>
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お肉の茹で汁って、みんなどうしているんだろう。私はなんだか捨てられなくて、アクをとりスープや味噌汁の出汁にすることが常です。この日も豚しゃぶの茹で汁に冬瓜と梅干しを入れてコトコト。冬瓜が柔らかくなった頃にわかめをたっぷり入れたら、身体に染みるスープの出来上がり。塩梅よく仕上がって大満足でした。一つの料理が次の料理につながってく、そんな循環する台所。心地いいな。
<10月25日>
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来月頭に控えるパーティーに向けての買い出し第一弾。スタートは早朝の築地から。観光客をかき分けて買い物を終え、お次は蔵前へ。両手は荷物でいっぱいなのに、パンを買ったり器を買ったり、余計な買い物までしてしまいました。疲れ果てて飛び込んだのは、松竹圓カフェさん。レインボーケーキで有名なVEGANカフェです。カラフルな色は全て野菜の色。どの色もそれぞれ美味しいし、何色まとめて食べても美味しい。VEGANピザもなるほどこれを使うのね!とワクワクするお味でした。VEGANという食べ方は、規制や制限じゃなくて、発想の自由。少なくとも私にとってはそうなんです。
<10月26日>
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初めて伺うお家の台所でも、平気で冷蔵庫を開けて、食材を物色してごはんを作る私。学生時代からこんなことをしているので、図々しさも板についています。この日もお仕事で伺ったお宅で、アルモンデごはんを作ってきました。Youtubeの撮影だったので、アップされたらまたお伝えしますね。料理はできても、話すのは下手くそ。原因は頭の中が整理されていないからなんだろうな。たくさんの枝葉を伸ばしてもブレない太い幹がある。そんなしなやかな大木になりたい。楽しさと悔しさが半分こな帰り道でした。
<10月27日>
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パーソナル料理レッスン、「食べるの始末」。Sさんと2回目のレッスンは、買い物からスタートです。パーソナルレッスンではとにかくたくさん会話をします。自炊を日常化して、地に足をつけた暮らしをしたい。自分のためにごはんを作ることで充足感を得たい。Sさんの言葉に頷きながら、どうしてそう思うようになったのか、その願いの根っこを探っていきます。知足と充足はアルモンデごはんの真ん中にあるもの。調理の技術を学ぶだけじゃなく、もう少し内側にタッチしたいから、Sさんから溢れる言葉一つ一つを掬っていきます。無心で手を動かしていると、思いも寄らなかった言葉が溢れでるもの。レッスンが終わって帰宅する頃、Sさんから送られてきた夕飯は彼女の理想の一皿でした。美しいなぁ。本当に料理ってそのひとそのもの。それがたまらなく愛おしい。
10月11月は家族のケアのため、アルモンデ教室はお休みさせていただいています。
次回のクラスは12月。初めての場所で開催します。冬にアルモンデつくる食卓。寒さと共に味わいを増す野菜をたっぷり使って、それぞれのお家にアルモンデすぐにつくれる料理をたくさんお伝えしようと思いいます。
是非遊びに来てください。