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”基本調味料でつくるVEGAN”捨てる前にお試しください!セロリの葉っぱ蕎麦
「捨てないでね美味しいよ!」シリーズ第二弾です。今シリーズ名を決めました。シリーズ化なるか!?
前回の記事で紹介した、捨てないで!の食材はキャベツの外葉でしたが、今回はセロリの葉です。食べられるのはわかってるんだけど、どうしたらいいかわからないまま捨ててました、という方も多いんじゃないかな。
基本調味料でつくるVEGAN料理。今回使うのはみりんと醤油です。この間のカレーと一緒(笑)。でも今回は全くインドの香りは致しません。これからの季節、休日のお昼ご飯にピッタリなセロリ蕎麦。爽やかでパンチが効いていて、クセになる美味しさですよ。
セロリのセロリらしさは葉っぱにぎゅーっと詰まってる
セロリが好きな人は(私を含む)、セロリのなんとも言えない爽快な香りにたまらなく惹かれてしまうんですよね。香りの強いセロリの葉っぱは、まるでハーブ。あの香りは「アピイン」や「セネリン」という栄養成分からきています。これらの成分は、精神を落ち着かせる沈静効果があるのだそう。イライラしたり不安になったりしたら、セロリを食べるといいのかも。
そして実は、セロリの栄養は葉っぱの方に多く含まれているんだって。捨てるなんて、損!美味しく食べてセロリのいいとこ全部いただいちゃいましょう。
セロリ蕎麦
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捨てる罪悪感より食べる幸福感
セロリが好きで買って食べます、という方でも葉っぱの扱いには手こずることが多いんですよね。私も以前は、後でどうにか料理しようとひとまず野菜室にしまって、そのまま忘れ去るということを繰り返していました。(黄色く枯れてしまった姿に平謝りしたことは数えきれず、ごめんね)
売られているセロリって半分は葉っぱですよね?ポーンと切り落として捨てるには忍びない量。だけど料理教室の生徒さんや友人に「セロリの葉どうしてる?」と聞いても、「食べ方がわからなくて、だから…捨てちゃうかも(視線はずし)…」って返答がほとんど。捨てることへの罪悪感は表情からも伝わります。実はみんな食べた方がいいと思ってるし、食べたいと思ってるんですよね。
その罪悪感、今日でおさらばです!迷ったらセロリ蕎麦っていう選択肢がありますから!
ひとまず解体ショー
余談ですが、セロリを買って帰ったら野菜室にしまう前に解体ショーすることをおすすめします。
セロリってくびれがありますよね。このくびれに包丁を入れて、上の葉の部分と下の茎の部分に分けて保存してください。収穫された後も、野菜は成長しようと健気に上へ上へと栄養分を届け続けています。そのままの状態で2〜3日放置してしまうと、水分はどんどん上に上がって、茎の部分の瑞々しさが消えてしまうんです。
せっかくなら、どちらも美味しく食べたい。だからちょっと面倒かもしれないけれど、買ってきたらすぐに一手間かけてあげると、野菜も明日の私も喜びます。
好きな人に好かれたいって思ったら、普段よりちょっと優しくしたりするじゃないですか。食べることもおんなじです。好きなものを美味しく食べたいって思ったら、普段よりちょっと手間をかけてあげると、ちゃんと応えてくれます。人よりずっと素直に応えてくれますよ。
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ひびのわの料理教室は、埼玉県草加市にて毎月開催しています。
次回は4月22日(土)。旬の野菜とアルモンデがテーマの料理教室です。
今回のクラスのテーマは「粉もの」。
先日のnoteで紹介した「だけチヂミ」も作りますし、キャベツの外葉カレーに添えたチャパティも作る予定です。
小麦粉や米粉や片栗粉など、身近な粉と季節の野菜を使って一緒に料理しましょう。