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アルモンデごはん わらしべごはん長者

週の半分以上、誰かのご飯をたべて過ごしました。自分のご飯も好きだけど、誰かが作ってくれるごはんは別格の美味しさ。お店の料理でもない、家庭料理という言葉もしっくりこない。強いていうなら、おうちのごはん。食べる前から嬉しくて、食べてさらに満たされる、あの感じはどう表現したらいいんだろう。お腹すいたと甘えたら、食べていきなよって必ず言ってくれる存在の尊さよ。以前、気学をやっている友人から「ゆうこちゃんは一生食べることに困らないよ」と言われたことを思い出します。その通りの人生を生きてる。「これはお金持ちになることとイコールじゃないからね」という枕詞は忘れたことにします。



<10月14日>

いつだっておいしい

友人が作ってくれた、アルモンデごはん。仕事が長引いて遅刻したのに、笑顔で「お疲れ様ー」って迎えてくれて、すぐにご飯つくるね!と用意してくれました。お腹を空かせているんじゃないかと、心配して待っていてくれるなんて家族みたい。40代に入ってから、そんな場所が少しずつ増えています。打ち合わせを兼ねた食事でしたが、もう話はすっかり来年のこと。2025年はいろんな場所でいろんな人と一緒にご飯を作る機会が多くなりそう。ああ楽しみだなぁ。



<10月15日>  

スンドュブの季節

閉店間際の近所のスーパーでは、毎日のようにあさりが半額になっていて、ついつい買ってしまのです。我が家のあさり率がグン!とあがっている今日この頃。この日は冷蔵庫に豆腐が半丁残っていたので、スンドゥブチゲにしました。一本残っていたなすも、数切れ残っていた豚肩ロースも全部投入したら、濃厚でリッチなお味。ハフハフしながら食べるって、寒い季節の醍醐味ですよね。まだまだ半袖が手放せないけれど、食卓はすっかり秋冬の気分。



<10月16日>  

帰り道の風景

撮影でいただいた沢山の賄いがあるので、ほぼ料理せずに暮らしています。なんて恵まれるんだろう。朝も夜も美味しい賄い。昼は保育園の給食を食べたので、ごはんの記録がないんです。やっと暑さが和らいできたから、健康のために保育園から駅まで20分の道のりを歩いています。好きな音楽を聴きながら、時々足を止めて道端の草花を眺める。歩くってなんて心地が良いんだろう。音楽と植物の存在がなくなったら、人生の喜びは半分くらいになっちゃうんじゃないかな。


<10月17日> 

ライスペーパーって万能

頂きものがメインの食生活が続き、気づけば冷蔵庫も野菜室もほぼ空っぽ。残るはひき肉と豆もやしだけになっていました。お腹ペコペコだから、お米を炊く時間も惜しい。そんな時に頼りになるのが、ライスペーパーです。醤油と味醂とコチュジャンで味付けしたひき肉とささっと茹でた豆もやしを、ライスペーパーでくるくる巻いてお皿ごと蒸し器へ。透明な肉汁が出てきたら、ごま油と胡椒をたっぷりかけていただきます!生でも焼いても揚げても美味しいライスペーパーですが、今の私のお気に入りは蒸すこと。皮はちゅるん。お肉はジューシーでもやしはしゃきしゃき。幸せ。これ一皿で完璧な夕飯でした。


<10月18日> 

画像はお借りしています

まだまだいただきもので暮らす日々。料理の画像ではありませんが、こちらは数年ぶりにやってきた我が家の台所の新入りさん。ステンレスの水切りザルです。狭い台所のため、今までずっと水切りマットだけで暮らしていました。困ってはなかったけれど、時々コップが転がったり、お箸がシンクに落ちたりして、ストレスも感じていました。それを解決してくれたのがこちら。ただの四角いザルだけど、それがよいの。必要なのは枠だけだったから。ガシガシ洗えるし、軽いから使用後はS字フックに掛けて干しています。道具を増やすことには慎重なのですが、これは本当に買ってよかった。



<10月19日>

寝る前のお楽しみ

まだまだ自炊せずに暮らしています。ごはんのネタがないので読書の話を。
私の読書スタイルは雑読。2〜3冊を並行して読んでいます。お風呂に入る時、寝る前、仕事の合間に。その時の気分で手にとる本は違うもの。最近のお風呂のお供はこちらです。海外の小説を読むのは本当に久しぶり。起伏のない淡々とした物語なのですが、気づくと1時間湯船の中で読み込んでいたりして。湯冷めしないように気をつけないとです。



<10月20日>

有賀さんの基本の味

撮影で残った国産豚型ロースをいただいたので(ありがとうございます!)、スープ作家の有賀薫さん直伝の塊肉のスープを。家にあった冬瓜をパートナーにコトコトゆっくり煮込みました。はぁ美味しい。
有賀さんのアシスタントをするようになって何年も経ちますが、絶対失敗しない味を伝え続けるって凄いなと心底尊敬しています。。可能な限りシンプルに、でも必要なところは絶対端折らない。しかも飽きない味。考え尽くされたレシピには、毎回ため息が出てしまうほど。
私は料理家を名乗っていますが、皆さんの役に立つレシピを提供し続ける役割ではないみたい。レシピを伝えないなんて料理家じゃないじゃん、と言われればそれまでですが、それ以外の料理家がいてもいいよねと今私ができること役に立てることを手探りしているところです。


食べるの始末は、おひとりおひとりの「こんなふうに日々ごはんを作れたら」を叶えるレッスンです。オンラインorご自宅訪問のサポート、どちらかをお選びいただけます。丁寧に対話を重ねながら、「こうありたい」をサポートします!体験レッスンのお申し込みは随時受け付けています。お気軽にご相談ください。


※家族のケアのため、食べるの始末以外の新たなお仕事に関しては、しばらくお休みとさせていただきます。どうぞご了承ください。

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