われわれは時塊の遺伝子。森の中の木。炎の中の火。蟲の中の虫。

「そんなに生きたきゃ、動きながら止まってみ。」

時間の最小単位は?
今である。(あるいはプランク時間)

時間の最大単位は?
今である。(あるいは無、あるいは永遠)


だってそうだろ?

何人たりとも「今」以外感じられないでしょ。

え?なに?違う?

実存?物理?なにそれおいしいの。


畢竟、時間に単位など関係なく、

そこに命(代謝、循環)があることこそが時間である。


遺伝する時間

遺伝子は親から子へと引き継がれる。

ただしくは、

遺伝子は親世代から子世代へと引き継がれる。

よりただしくは、

遺伝子は次から次へと引き継がれる。

さらに正確には、

「次」「糸」「続」「読」「贖」

遺伝こそが時間であり、

遺伝子は時間の乗り物である。


言っちゃえばさ、

乗ってるのが誰とか、何とか、そんなことはどうでもいいんだよね。

だってそれは同じ「時間」なんだもん。

みんな等価に決まってんじゃん。

まぁ、だから至高かつ無価値なんだけど。


知識とか、習慣、技術、言語ってのはさ

個人のものでも集団のものでもないんだわ。

波、雲、叢、粒、弦なんだわ。

一瞬*で伝播しちゃうんだよ。普通に。


放射線って見えないでしょ?
  ―でも飛散して細胞に影響する。
脳波って見えないでしょ?
  ―でも機能して身体を動かす。
微生物、精霊、魂、見えないでしょ?
  ―でも習合して精神を動かす。

つまり、伝わるんだよ!!
確実に影響し合ってるんだよ!
それも4次元的、5次元的以上、あらゆる方向に!


腹を括って、今風に言おう

おれらはウイルスの塊なんだぜ✨


あの怪異、魑魅魍魎、
不可思議、バケモノ、
生類、畜生となんら変わらぬ「蟲」なんだよ


※一瞬っていうのは、「今!」より短い今のことね。
これは虚数的時間軸に分布する空間と瓜二つの無限の「可能性」ってこと。
そこにビヤっと広がったものたちが思念ってことでいいや。
だから思念は共有できるようで共有できない。
こんな解説したら冷めるよね。ごめん。


あーー、だからさ、

他人と自分とか、
今日と明日とかみたいに、

区切る癖もうやめない?


いやー、ほんとこんなこと言いたくないんだけどさ、

無分別智は智ですらなく、本来、「普通」なんだわ。

悟りは境地ではなく、鬱は症状ではなく、

死亡は終幕ではなく、誕生は奇跡ではなく、

いわば「普通」なんだわ。


だってそうでしょ?


細胞のアポトーシスとか、

集団自殺するネズミとか、

見ればわかるじゃん。


制度、社会、金融でこんなになってんならさ、
共死にも犬死にでも別に良くない?

われわれ、家畜、野草、何が違うの?


蜂の完成度とか、

タコの生命力とか、

クラゲの神秘とか見れば、

霊長がただの哺乳類だってわかる。


ホメオスタシスが肉体の内部で完結してるわけがない、

全宇宙に広がってるんだよ。

こんな仕組みがこの星の上だけに収まってると考える方がいかれてる。


星々を見ればわかるじゃん。

大気を吸えばわかるでしょ。

「あー、ひとつだなー」って。



近頃は「え?なんで??」の連続で疲れちゃったよ。

ニュースも支離滅裂で、言語が悲鳴を上げてるのがわかっちゃうんだよ。

アメリカと日本で何が違うの?

地球と火星で何が違うの?

ぼくらは「時間」だよ!?わかってる?

ここにあるこれ!!


それ以外にないじゃんよ。


だからさ、

話し合おうよ。

融け合おうよ。

同じ物体になろうよ。


楽しいよ?
思わず舞い上がっちゃうほどに。

面白いよ?
思わず口角が上がって、目じりが下がるんだよ。


ぼくらはみんなでひとつ

今という遺伝子なのさ



はい、おしまい。



  ―いやいやナニコレ

  普通すぎて恥ずかしいわ。





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