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耳が疲れずコスパの良いイヤホンを求めて【SoundLiberty 92 感想】

耳が疲れない完全ワイヤレスイヤホンを求めて、TaoTronicsの"SoundLiberty 92"を買いました。
一ヶ月ほど使った結果、期待以上の製品だったので、レビューします。

基本性能

イヤホンタイプ : インナーイヤー
Bluetoothバージョン : Bluetooth 5.0
Bluetooth コーデック : SBC/AAC
充電端子 : Type-C
再生時間 : 単体5時間(80%音量) / 30時間(合計)
防水 : IPX7
イヤフォン(左右各)重量 : 4.7g
総重量 : 約43g
ケースサイズ : 47.4×54.4×23.8mm

Type-C充電と防水は嬉しい。

購入・使用目的

テレワークや散歩中にカナル型イヤホンで音楽を聞いていましたが、長時間付けていると圧迫感で疲れてきます。
というわけで、圧迫感の少ないインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンを探した結果、辿り着きました。
主に、自宅やカフェでの作業中、会社での昼休みや散歩している時に使用しています。

圧倒的なコストパフォーマンス

定価は4,999円(税込)。クオリティを考えると定価でも充分なコストパフォーマンスがあります。
ただ、Amazonで定期的に20%引きのセールを行っています。加えて、PRのためにメーカーがガジェットレビュー系のブロガーやYouTuberにクーポンコードを配布しています。
セールとクーポンを併用すると3,000円(税込)を切ることもしばしばあります。僕は適当なサイトからクーポンを拾って、2,749円で購入しました。
完全ワイヤレスで3,000円以下のイヤホンが買えるだけでもすごいのに、それがちゃんと使えるのだから、もはや言うことはありません。

軽量で所有欲のあるケース。ただ、イヤホン本体はダサい

重量はケース込で43g。AirPodsが48gなので少し軽い。完全ワイヤレスイヤホンの中では、最軽量に近い重量かと思います。
また、ケースはマットな質感で1万円越えのものと遜色ありません。ちょっとiQOSっぽい。サイズ感もちょうど良い。ポケットに入れてると無意識に握りたくなる手のひらサイズの大きさです。
ただ、イヤホン本体はダサいです。全体的にずんぐりしている感じ。
他のインナーイヤー型と比べても耳にかける部分が太い雰囲気があります。また、プラスチック感が強くカッコいいとは言えません。黒いので、指紋も目立ちます。ケースと同じ質感だと最高だったのですが…
ちなみにイヤホン本体も黒いと、耳垢汚れが目立つので、すぐに掃除したくなるというメリットはあります。

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上がSoundLiberty 92、下はiPhone 7

耳が疲れず装着感も良好

インナーイヤー型は、耳にひっかけるだけなので、カナル型に比べて圧迫感が少なく長時間使用していても疲れません。
また、インナーイヤー型にありがちな落ちそうで不安になることもあまりありません。EarPods(iPhone付属のもの)が上手く装着できなかった僕でも、今のところ問題なく使えています。
頭を振ったり、走っても落ちる気配はありませんでした。ただ、階段を駆け降りる時と地下鉄にありがちな突風を受けた際はずれそうで不安になります。(実際に外れたことはない)
あと、耳から飛び出している部分が思ったより長い気がしてしまいマスクを外す時に毎回不安になっています。(実際に外れたことはない)
ただ、装着感については耳の形次第なのであくまで一例として捉えて下さい。

接続が速い。ただ、マルチペアリングは苦手

格安ワイヤレスイヤホンで問題になりやすいのは、音質ではなくBluetoothの安定感。物によっては接続がままならないこともしばしば。
その点、SoundLiberty 92は非常に安定感があります。ケースを開けて、装着した時にはすでに接続が完了しているほど。よほどの人混みでなければ、音飛びもほとんどありません。(朝の品川駅で音が飛びそうになるぐらい)
ただ、マルチペアリングは苦手です。基本的に、最後に接続していたデバイスに接続しようとするので、切り替える際は使用するデバイスから選択して接続する必要があります。(接続時間は一瞬)

音質は普通。ポッドキャストは聞きやすい

セール価格とはいえ、3,000円以下で買った完全ワイヤレスイヤホンに音質を求めるなという話ではありますが、音質はいたって普通です。"可もなく不可もなく"という言葉がぴったり。
ロックよりはエレクトロ寄りな曲の方が聞きやすいイヤホンだと思います。
また、人の声は割と強めに出ているのでラジオやポッドキャストは聞きやすいです。
しっかり音楽を聞くよりも、ながら聞きを前提とした作りです。

センサーの誤タッチが多め

他のイヤホン同様、耳元でのタッチ操作が可能です。
ただ、センサーの感度が良すぎて誤動作がしばしば。想像よりも1回タッチが多くなるイメージです。
右耳であれば、「1回タッチで音量アップ」「2回タッチで再生/一時停止」「3回タッチで次の曲へ」という操作になるのですが、音量を上げようとしたら一時停止、一時停止しようとしたら次の曲へ…といったことが頻発しています。
個人的には、スマホから操作することが多いので気になりませんが、気になる人には致命的な欠点になるかと思います。

周りの音が入りやすく、音漏れしやすい

インナーイヤー型全般の欠点になりますが、やはり周囲の音は入ってきやすいです。もちろん音量を上げれば聞こえるようになるのですが、圧迫されていない分、音漏れもしやすくなります。
それもあって、電車内での使用は厳しいです。特に最近は、窓も空いているのでなおさら…
散歩中でもトラックが通ると、音が聞こえなくなります。甲州街道のような大通りを歩く時は、ほとんど聞こえません。

まとめ

【良い点】
圧倒的コスパ。定価で考えても安い。
インナーイヤー型なので耳が疲れない。装着感も○
・接続が速い。
・USB Type-Cでの充電
【気になる点】
・センサーの誤タッチが多い。
周囲の音が入りやすい。
音漏れしやすい。
・音質は普通(値段を考えれば充分)

インナーイヤー型が欲しい、作業中に音楽やラジオを聞き流したいというニーズに完璧に応えたイヤホンなのでぜひ。


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