このZINEを作った頃、僕はニートをしていた。
作品「What am I」の展示が終了しました！
たくさんの方の手に触れて頂き、
また購入して頂けて嬉しい限りです。
どうやら僕と近い年齢の方の手に渡ったみたい🫨💭
今回僕のZINEを展示させて頂いたのは、個性的で優しいZINEがたくさんあつまる「MOUNT ZINE」さんです。ありがとうございました😊
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▶︎このZINEを作った頃、僕はニートをしていた。
机の置くスペースすらない小さな部屋にキャスター付きの本棚を机代わりにしてZINE作成をした。
「ZINE作成」と言うと聞こえだけはいいが、実際のところは、ニートという後ろめたさを隠す為だったに過ぎない。
数年ぶりに会った友達に仕事の事を聞かれると
「仕事？あー今は執筆かな」
なんて風が吹けば飛びそうな声で答えていた。
ニートになった理由は、数年間それなりに仕事を頑張ったからそのご褒美。数ヶ月ぐらい休んでもバチ当たらないよね〜ぐらいの気持ち。履歴書とか経歴とか難しいことは分からないしどうにかなる。
毎朝インスタントのコーヒーを淹れて部屋に篭っては頭に浮かんだアイデアをひたすら文字にした。
インスタやXのリールはびっくりするぐらい眺めたから、アルゴリズムを解析するAIも疲れたのか３日も経てば、「あれ？これ見たな」の繰り返し。スマホの画面は見なくなった。
そして本にハマった。きっかけは「燃え殻」さんの本。文字から情景がひとつひとつ浮かんで体験しているような気持ちになる。
こうして僕が文字を書いているきっかけをくれた一つに燃え殻さんの本たちが心の中にいる🙂↕️💭
時計を見ると11時ぐらい。時間は感覚で過ぎていく。
ZINEを作る前にふとTシャツを作ろうと思った。
作品を作るのに作業着が欲しいと思ったのだ。
その日のうちにホームセンターで木枠を購入しタッカーと工具で固定して素人ながらオリジナルロゴをちょちょっと作成。
よし！いい感じだ。手作りでシルクスクリーンの機械を作ってインクを塗って完成。少し滲んだけど、世界に一つだしいいよね🌍
どんどんやりたい事が湧いてきてしまい気づいたらステッカーを作っていた。韓国の大切な友達に撮ってもらった写真をデザインにしたお気に入り。
数々の寄り道をして完成したZINE。ロゴも文字のフォントもサイズも全部自分で決めて作ってみた。ミスしても全部自分の仕業だし、ここの発注まだなんだけど！なんて怒られることも無い。いつかは誰かと何かを作りたいけど今の僕には少しハードルが高い。
ロゴには意味を込めてみた。左のロゴの丸に見えるのは実は人間の煩悩の数の画数になっている…笑 誰も気づかなくても自分でもよく分からないこだわりをいれてもいい。それを口に出さない方がかっこいいって自分は思うけど、カッコよく思われようとは思わない性格ゆえにこうしてnoteと言う場で公にしてしまう。
振り返ると、ニートの時期は人間らしくいられたように感じる。仕事というものに悩んだり引け目を感じたりしている方がもしこのnoteを読んでいたらどうからしくあってほしい。数ヶ月、数年仕事をしていない期間があっても問題ない。きっとそれが自分になる。
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またね！