【Vol.V05】フリーシチュボ台本【おじさんとの恋】
はじめに
本作は朗読・演劇用の台本として作成したものです。
思いつきの習作ですのでクオリティは保証しておりません。
ライバーさんの朗読枠などの使用をオススメしております。
※注意事項※
・著作権譲渡は行っておりません。
・無断転載や自作発言、再配布は禁止しております。
・改変依頼は受け付けておりません。ご自身で改変の上ご使用下さい。
・本作品使用時のトラブルつきましては一切の責任を負いません。
・全力全開趣味で書いておりますので合わない方は閉じて下さい。
本編
んあー?…って君かぁ!!おじさんを珍しく呼ぶ声がしたと思ったら…
いやぁ懐かしいねぇ。小学校以来かな?
君も18歳かぁ…年月の重さを感じる。か…いやぁ!おじさん臭さが増しちゃってごめんねぇ。たはは。
…恋人は…っていきなりどうしたの?あいも変わらず独り身でございますよ。独り身は気楽だからね。あはは…
……その先は言っちゃダメだよ?
君とは干支が一回り以上違うんだ。あれは幼稚園の時の、そう子供の時のたわごと。…いいね?
…でも、じゃない。君とは同じだけの時を生きられない。…聡い子だ。わかるよね?
おじさんはね?もう色褪せちゃってるんだよ。
流れるままに今を生きて、流れるままにサラリーマンをしてる。だけ。
…そこに夢も希望もないんだよ。消えちゃったんだよ。
…だから、ダメ。
初恋は苦い思い出にしないと。実らしちゃダメ。…だから諦めて?諦めるのも大事だよ?
「大人はずるい」って?…勿論。おじさんは大人だからずるいんだ。
はぁー(深い溜め息)…ここまで言っても諦められないのかい?
頑固というか、子供らしいというか…なんというか。…眩しいなぁ…
2年。
2年の間。もっと青春してきなさい。
そこで新しい恋が見つかるといいけどぉ…それでもダメなら思いっきりフッてあげる。
もっと厳しい言葉で、現実を突きつけて、フッてあげる。
それでも。それでも諦められなかったら。
…うん、考えてあげるよ。
その時は
君の人生に投資してあげる。おじさんの全てをかけて…ね?
でもおじさんは強敵だからね、早々に諦めたほうがいいよ?
たは。…あぁそうだ、せっかくだしこの辺に美味しいケーキを出す喫茶店があるんだけど
おじさん一人だと辛いから着いてきてくれないかなー?
…ちょっとだけ食べたってバレないよ?
…じゃぁ食べに行くかい?お嬢様?…お嬢様呼びで怒るなよ…
昔は喜んでたじゃないかー…名前呼びは…おじさんが根負けしたら、ね?