2022 W杯日本vsクロアチア戦を観戦して

2022/12/06 0:00 にキックオフした日本対クロアチアを ABEMA 経由で観戦していました。実はサッカーに関しては全く知識が浅く、ドーハの悲劇とか、日本でのW杯開催をテレビでチラ見する程度の経験しかないので、全くもって技術的なことや、ルールには詳しくない。選手に関してももってのほか知る由もない。
とは言え、知らないうちに世の中では、W杯がテレビでもニュースになっていたので、なんとなく興味を持って、あとは放送時間が仕事に影響なさそうなのとABEMA で生中継するという技術的興味を持って観戦することにしてみた。

さて、ABEMAが200億円とも言われる金額で放映権を取得し、テレビにABEMA経由で放送を下ろしているとニュースで読むと、時代も変わったものだと感心してしまった。

ITの業界に長くいるとその昔ISPとかいうビジネスが台頭してきて、2022 年はテレビに変わるメディアに成長したのだなと肌身を持って実感する。サイバーエージェントのような和製IT業界にも強い信念を持って大きく成長する企業があるのは個人的には嬉しい出来事ではある。(自分は米国系IT企業に20年以上身を置いているので、日本のIT企業の成長には疎い)

さて、実際に午前0時に観戦を始めたわけではあるが、接続制限を受ける可能性の噂を信じて15分ほど前からABEMAにログインして選手の紹介や国歌斉唱を聞きながら過ごし、いよいよキックオフになるわけだが、最初の30分はそれなりに接続障害が出ていたようだ。途中途中では、画像の解像度が落ちる場面や音声だけで画面フリーズも発生し、典型的な帯域不足の症状が発生していたが、素晴らしいことに前半の後半は遅延も画像劣化もなくしっかりと配信できていた。まあ、時間も時間なので、それなりにオンライン人数は減ってはいると思うがそれなりに接続されていたと思う。一部ニュースでは 2343万人が熱戦を鑑賞したとのこと。国民の6人に1人がABEMAアクセスがあったという単純計算が成り立つ。

業界に長くいると、これだけのスケールアウトをシームレスにするにはどれだけのエンジニアが汗をかいてくれたのか想像に難くない。昨今はデータセンターを自前で持たなくても適切なスケールを適切なタイミングでクラウドベンダーに発注できる便利な時代ではあるが、SREをはじめとする運用チームの努力は本当に頭が下がる。ただ感謝しかない。

と、ここまではこのスーパー配信を支えるABEMAの皆様に感謝を述べるとともに、素人なりの、番組の良さをもうひとつ書いておきたい。

実は、日本代表時代の本田圭佑は派手なお兄ちゃんだなという印象。あとは行動力がすごいよね、くらいしかなかったのだが、彼の解説は個人的にとても楽しめた。「ウゼェ」「大事なとこなんで今は何聞かれたかわかんないっす」みたいなことを平気で言える感性はなんか大事だね。まさに今の人。嘘偽りを極限まで排除し、自分がまずは楽しみ、本気で日本代表を応援、日本代表が大好きという気持ちが伝わってきます。解説って、こういう人がやってくれるとみてて面白いな。

きっと試合の結果は他のメディアでも書いていることだし、素人が何か偉そうに書くよりはニュースサイトで読むか、アーカイブ配信を見てもらうのがベストなので、中身のことは書きません。

ただ、日本代表の皆さん、本当に頑張ったね。素人でも心動かされる皆さんの頑張りには元気をもらいました。
ほんと、おつかれさまでした!

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