【受講しました!】 西野亮廣講演会 〜親子で学ぶとっても大切なお金の話〜
Facebookの生配信専用グループで、西野亮廣さんの、親子で学ぶとっても大切なお金の話を受講しました。
小学高学年からおじいちゃんおばあちゃんまでが対象の、お金の超超超基本的な話し、というコンセプトでした。
西野さんのわかりやすい構成と例え話とで、改めて勉強になりました。
講演会内でも登場した、ドルコスト平均法を使った定額投資や銀行の金利については私自身実践していますが・・
小学生にもわかりやすく、というコンセプトで話されていたので、改めて勉強になりました。
西野亮廣オンライン講演会〜親子で学ぶとっても大切なお金の話
オープニング
夢をあきらめる理由
犯罪に走る理由
自殺の理由
これらの理由の原因が経済的な理由になっている。
それにも関わらず、
学校ではお金のことを教えてくれない。
日本でお金の話をすると
銭ゲバですか?
詐欺ですか?
と言われてしまう。
言い換えると、
夢を諦めろ
犯罪をしてもいい
自殺をしてもいい
と、言っているようなもの。
日本の現状
自殺率ランキング 世界13位の日本
自殺の理由
学生 1位 いじめ 2位 経済的理由
大人 1位 健康上の理由(精神疾患とか) 2位 経済的理由
日本人のお金に関する知識
日本人の財務リテラシーに関する調査(マスターカード社調べ)
アジア太平洋地域の14ヵ国中 最下位。
お金の知識がないことへの危機感
成長意識についての調査。 勤務先以外での勉強をしていない(自宅でのお金や資格等の勉強、読書など) (パーソル社調べ)
1位 2%(98%の人が勤務先以外での勉強をしている) ベトナム
2位 2・3% インドネシア
日本は・・・
最下位。
数字は・・・
46・3%
なんで日本人はお金の勉強をしないの?
諸説あるが・・・
士農工商の江戸時代
お金は力になるから、商人へのネガティブキャンペーンはあっただろう。
銀行に預けるという国の政策
1900年代始めや、1970年代には銀行預金金利が5%ほどの時代があった。
銀行にお金を置いておくだけで、5%も増える時代があった。
100万円を1年間銀行に預けておくと、5万円増えているという状態。
この頃は、銀行は安全にお金が増える場所だった。
なので、あまり何も考えずに銀行に預けてさえおけば、お金が増える時代があった。
(割と最近まで)
2021年現在の銀行預金金利を知っていますか?
2021年の銀行預金金利は、メガバンクで0・001%。
100万円を1年間銀行に預けると、10円利息でもらえます。
1970年代には貰えていた5万円を現在の利息でもらうためには、銀行に50億円預けておかないと貰えません。
1900年代初期は5%の金利の時代が続いていた。
お金のことを考えずとも、銀行に預けていればお金が増える時代が確かに存在していた。
この頃の教えが、日本人のお金に対するマインドを構成する一因になったと考えられる。
現状は既にゲームチェンジしている
2021年のメガバンクの金利は紹介した通り、0・001%
既に時代は変わってゲームチェンジをしている。
確かに以前は銀行に預けていればお金が増えるという時代はあったが、現在では資産運用をしないとお金は増えない。
例えば、
メガバンクは金利0・001%
ネットバンクは金利0・2%のところがある。
メガバンクは100万円預けて10円しか増えないが、ネット銀行では2000円も増える。
ネット銀行は危ない?
ネット銀行にお金を預けて、店舗もない、よくわかんないその銀行が破綻しちゃったらお金がなくなっちゃうの?
預金保険制度で、一銀行につき1000万円まであなたの預金は保証されている。
ネット銀行は危なくない、危ないのは無知なこと!
お金の使い方
お金の使い方には消費、浪費、投資、貯金がある
消費とは・・トイレットペーパーとか食料品とか生きていく上で必要なもの
浪費とは・・いわゆる無駄使い
投資とは・・見返りが見込めるもの
上記三つを厳密に分けていくのは難しい。
人によって違う。
例えば、同じ車でも、
生活に必要な人の場合は消費になり、人に見せびらかすために購入した高級車は浪費になり、事業のために購入した車は投資になったりします。
お金は上手に使うと増える
子供の場合は、お金(お小遣い)の使い道が浪費と貯金しか選択肢がない。
だけど、このふたつはお金が増えない使い方。
お金は上手に使うと増える
投資は怖い?
見返りが見込めるものが投資。
だけど、投資ってなんだか怖い。
騙されちゃうんじゃないの?
お金減っちゃうんじゃないの?
投資と投機は似て非なるもの
騙されちゃうんじゃないのか? お金が減っちゃうんじゃないのか?とイメージしているものは、実は投機。
投機と投資は違うもの。
投機は、タイミングを買っているもの。
安い時に買って、高い時に売る。
それのタイミングをミスって損をしてしまう。
投機はしちゃダメ!
投機はギャンブル。 投機はしちゃダメ!
西野さん曰く、投機はそもそも多くの人には向いていない性質とのこと。
面白い話をしてくれました。
問題1、
無条件で100万円貰える Aのパターン
コインを投げて表が出たら200万円、裏が出たら0円 Bのパターン
あなたはどちらを選びますか?
⇒大体の人がAだと思います。
問題2、強制的に100万円を払わないといけません
無条件に100万円払う Aのパターン
コインを投げて表が出たら0円、裏が出たら200万円払う Bのパターン
⇒こうなると問題1よりはBを選ぶ人が増えると思います。
平常時はリスクを取りたくないが、追い込まれるとギャンブルに走る
問題1は平常時の状態。
平常時、人はリスクは取りたくない傾向になる。
問題2は追い込まれている状況。
人は追い込まれるとギャンブルに走る傾向にある。
投機の失敗もこれと同じ状況に陥るとのこと。
損をしていて、早く損切りしないといけないのに、いつかよくなる、いつかよくなると大損してしまうのが、失敗する人のパターン。
大事なことは、地雷を踏まないこと
投機は難しい上に、多くの人の性質に向いていない
大事なことは、負けないこと、地雷を踏まないこと。
おススメは定額積立していくこと
毎月一定額を投資していく定額積み立てがおすすめ。
ドルコスト平均法という有名な投資手法がある。
定額積み立ては長くやったほうがいいから、小学生のうちからやったほうが良い
インデックス投資と呼ばれるものをやったほうが良い
(この講演会は小学生もたくさん参加していたようなので、小学生からやったほうが良いとのことでした)
お金を働かせる
お父さんもお母さんも学校の先生も、誰からもお金のことは教わっていない。
学校では教えてくれないから、誰も悪くない。
子供に投資の話をする
子供に投資の話をする場合、もしくは子供が投資に興味を持った場合、こうゆう提案はどうですか?
例題、 お皿を洗ってくれたら10円、食洗機で洗っても10円をお小遣いとして渡す。
そこで、下記の選択肢を与える
A、ずっと自分の時間を使ってお皿を洗って毎日10円貰う
B、50日間頑張ってお金をためて、パパに500円渡して食洗機を買ってもらう。
⇒大体Bと答えるでしょう。
51日目からは自分の作業を食洗機がやってくれて、空いた時間で別のことをやることができる。
これが投資の考え方。
さらにCの選択肢を与える
上記に加えて、
C、初日にパパから利子付きで510円で食洗機を買ってもらう。
⇒初日から皿洗いの作業は機械がやってくれて、10円を得ることができる。
なんなら、空いた時間でお風呂掃除もすれば余計に稼ぐことができる。
借金はいけないことなのか?
Cの考え方は借金をすること。
これまで、借金は悪いこと、借金はしてはいけない、と教わってきた人がほとんど。
だけど、こうして選択肢を並べてみるとCが1番良い選択肢になることは多くの人が理解できるはず。
お金のことは多くの人が教わっていないから、君が社会に出たら言われることの多くが、Aの選択肢。
投資は危ない、借金なんてもってのほか!
本当に大事なことは
ここで言いたいことは、借金をしろということではない。
本当に大事なことは、
正しい知識を仕入れて、ギャンブルはしないで確実に勝つ方法を選ぶこと
無知を恐れること
と、西野先生。
まとめ
・お金の勉強は学校では教えてくれない
・投資と投機は違うもの
・定額積み立てがおすすめ
・無知を恐れて、正しい知識を学ぶこと
お金に関しての、超超超基本的なことをお話しするので、詳しい方は間違って受講しないでください、と散々西野さんが宣伝されていました。
私自身も、投資と投機の違いをしっかり自分なりに理解した上で投資を始めたり、定額積み立てのインデックス投資を始めていました。
この講習会では出てきませんでしたが、国が用意した優遇政策のNISAを使ったり。
しっかり、知識を入れてスタートしてきました。
西野さんがよくいう、
地雷を踏まないように、ゲームに負けないように、死なないように、といったエッセンスがふんだんに詰まった講習会でした。
残念ながら、講習会前のチケット購入しか受講できなく、アーカイブも期間限定でしか残りませんので、備忘録として今回の記事にしました。
私自身も若い世代の方に伝えていきたい内容だと思ったので、ここにシェアします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにとって有益な情報になれば幸いです。