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えんとつ町のプペルと腐るお金とGOTOトラベル
キングコング西野さんが手がけた大ヒット絵本「えんとつ町のプペル」の映画が公開されています。
煙に覆われ空を見上げることを禁じられた町。
あるかもわからない星を信じて、主人公ルビッチとプペルの友情冒険ストーリー。
腐るお金
映画えんとつ町のプペルの劇中に出てくる、「腐るお金」の話し。
実は、実在しているんです。
ドイツ、バイエルン州のとある町の地域通貨だそうです。
高校の授業の一環で始まった取り組みだそうですが、2015年時点では9億6000万の売上高になっているという。
モノは時間の経過とともに価値が下がっていくのに、お金は価値が下がらない。
時間の経過とともに通貨の価値も下がっていくという仕組みでキームガウアーという通貨だそう。
具体的には3ヶ月ごとに紙幣価値が2%失われるため、価値の低下の前に使おうとなり、流通していく仕組みとのこと。
この仕組みにより、経済が活性化して強い購買力を保持し、ユーロよりも2.9倍の速さで流通していると推定されているのだそう。
GOTOトラベル
映画えんとつ町のプペル、腐るお金キームガウアーの話を知り、真っ先に思い当たったのがGOTOトラベルの制度にある地域共通クーポン。
たまたま仕事で使ったGOTOトラベルだったが、事前知識なく地域共通クーポンを突然配布され、額の多さに使用に困った。
GOTOトラベルの仕組みはざっくり言うと、旅行代金の35%がオフになり15%が地域共通クーポンとしてもらえる。
地域共通クーポンは近隣の都道府県の加盟店で使える。
コンビニや食事、お土産屋さんで大体使えるが、仕事メインで旅行ではなかったので使用先に困り、無理矢理家電量販店に寄り、かねてより欲しかった家電を購入してきた。
新型コロナウイルスの蔓延により旅行業界が打撃を受け、人の流出入が止まってしまったことにより地域経済が止まってしまった。
それを再び活性化させようと言う狙いがあるのがGOTOトラベル事業だ。
地域共通クーポンに関しては旅行中の期間、さらには近隣の都道府県しか使えないため、持って帰ってきてしまうとただの紙くずとなる。
まさに腐るお金と同じ仕組みだ。
優遇政策には乗っかった方が良い
GOTOトラベル事業は国が用意した政策とはいえ我々の血税が使われていることは確かだ。
しかし、私もルールを作る側の立場に立ったことはあるが、ルールは作る側にとってはある狙いがありそれを実行してもらうための手段であることが多い。
まさに政策がそれにあたる。
的外れな政策も多いが、優遇政策には乗っかった方が良い。
そのためには情報が必要だ。
iDeCoとかNISAとか
こちらの記事を書いていて、iDeCoやNISAを運用した場合のシュミレーションをしてみた。
iDeCoやNISAを活用して20年くらい運用した場合のシュミレーションの額は2000万円ほどになった。
老後に2000万円か。
あれ?老後2000万円問題はこうゆうことか。
年金だけじゃこれからの世代の方の老後については、国だけでは面倒見きれないから、せめて優遇する制度作るので自己責任でお願いね、と言われているのに等しい。
政治家の発信力の乏しさ(マスコミ?)の問題もあるが、しっかり情報強者になって自分の身は自分で守る時代に突入しています。
と言うことで今後も日々是ブログをよろしくお願いいたします。