介護って難しいねぇ
ふとテレビをぼーっと見ているとニュースで、保育士3名が児童に虐待をした罪で逮捕されたことが話題に取り上げられていました。
そのニュースを通して、学生時代に介護のバイトをしていたことを思い出しました。
介護も保育士とは違えど、時折虐待がニュースなる点で共通している職種です。
もちろん虐待はどんなことがあってもしてはなりませんが、綺麗事を一切抜きにして虐待をする人の気持ちが分かってしまう醜い自分がいます。
未だに、介護施設で働いていた頃におじいさんに引っ掻かれた傷跡は残っていますし、暴言なんかは数えたら切りがないのが正直なところです。
ただ一つ、理解していただきたいのは虐待をした職員が悪いのは当然ですが、施設にも同じくらい問題があることです。
簡潔にいうと、虐待が行われる現場を作ってしまった周囲の環境も罪であるということです。
人が少ないというのは介護施設のあるあるですし、結果的に1人あたりの仕事量が増加してストレスをためやすい現場になっているのも事実だと思います。
事件が起こした保育士3名が働いていた施設も、そうした現状があったのだと考えます。
保育士3名にピックアップするだけでなく、虐待のあった施設がどういう状態であったかを細かくニュースで取り上げることが、根本的解決に繋がります。
具体的に何が虐待へと繋がる原因となったのか、洗いざらい明らかにしていく必要性を感じます。
人ばかりではなく、その人を生み出してしまった環境にも目を向けて欲しいと心から願います。