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夏期特別講習課題・アルバム感想文

『illmatic』Nas(1994)

HEY YO!
はじまりはツイッターのやりとり。

人類愛にあふれる女性・Cさんがヒップホップの夏期講習みたいなの誰かやってくれないかな~的つぶやきをし、そんなすてきな講座があったら私も受けてみたい!とリプライ。

そこへ音楽に詳しいNさんが講師として名乗りをあげてくれた。
このアルバムを夏休み中に聴き込んでnoteに感想文を書きなさいYO!と。

それがNasの『illmatic』。

メロディアスなトラックに刻まれるNasのラップは英語がほとんど聞き取れなくても問題無し。

私のラップ/ヒップホップ体験をざっくり言えばスチャダラパー、デビュー当時の電気グルーヴ、あとビースティボーイズ少々…

海外のヒップホップのアーティスト名はいろいろ知ってるけど、アルバムをじっくり聴き込んだことなんて皆無…

そんな人間を拒絶することもなく
「まだハーフタイムやで!」とか
「お前をトリコにしちゃうぜ!聞き逃すなよ!」
など、リアルで言われたらホイホイついていきたくなるような男気あふれるライムを繰り出すNas。

特に気に入ったのは9曲目の『Represent』
Represent!Represent!のコーラスと、高揚感がとても良い。

このアルバムについて自分なりに調べたところ、アルバムのジャケの少年は、幼少期のNas自身なのだという。
しかも父親が蒸発した頃の…

あまり恵まれた環境にいなかったであろうNas少年が、輝かしいステージでラップをするようになるまでの道のりを想像し、胸熱でござい。

ジャジーなトラックが流れるなか、
Whose world is this?
というPRの問いかけに
The world is yours!
とNasが答える『The World is Yours』もかなり好き。

ジャケットの少年にかけてあげたい言葉がそのままタイトルになっているから。

今回、アルバム一枚の背景にある音楽以外のことも知ることができて、とても有意義な課題でした。

学校の夏休みの課題も、「読書」感想文だけでなく映画や音楽など各々が好きな分野のレビューを書かせればいいのにね。
提出率も上がるぜよ。

ということで現場からは以上です!

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