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けもケット14で8年ぶりに筆を取った
響音カゲです。けもケットおつかれさまでした。
今回のけもケット14の感想を書き連ねていこうと思います。
限界原稿
今回は例に見ない限界原稿でした。
コミッションの締め切り
8年ぶりのマンガ本
1週間前にHoshinoさんのカニバ本募集が掛かってどうしても出たくなった
イベントスタッフ業務の最多忙時期が重なる
もう死ぬかと思いました。特にイベント当日はおしながき作成とかで2時間しか寝れてません。
ちなみに、今は次のコミッションの締め切り直前にこれを書いてます。これが終われば23日にはDJ出演。休んでる暇なんてないです。
会場がクソ暑い
場所によって冷房が効いたり効かなかったりみたいで、私のサークルがあった場所は空気が滞留して半袖でも暑かったです。
これ、来年は大丈夫なんか……???
8年ぶりのマンガ執筆
私がマンガを描いたのは流星の軌跡というポケモンのドラゴン本が最後。これは8年前にコミケットで出した本です。
これ以降、優に8年間、マンガを発表しなかったわけです。
久々に描こうか、となったきっかけは知り合いのイラスト。
今回のアレな本のアイディアは、元々知り合いが描いてくれた絵からインスピレーションを得ています。
本当は70Pぐらいのネームを切っていたのですが、さすがに間に合わないということで最初のエピソードだけにしました。それでも8ページぐらいのつもりが16ページぐらいまで気づけば膨れ上がってて、やべーやべー言いながら描いてました。
今回はコミッションの締め切りもあって、入稿できるのがギリギリになることがわかっていたので、これまた8年ぶりにポプルスさんにお世話になりました。快速本まじで助かりました。ありがとう。金曜午前入稿で日曜に間に合うとかお化けか。しかもそこまで高くない。
トーンとかグレスケとか普段全然触らないので、みようみまねでやってみたのですが、ちゃんと綺麗に印刷出してくださってありがたかったです。まだちゃんと読めてないけど、モアレってるところはなさげでした。感謝。
今回は本当に(何とは言わないけれど)好きな題材を描けて、絵の楽しさを再認識できたし、自分の画力をもっと伸ばしたいと強く思えるようになりました。
良いモチベーションへの刺激になったし、またマンガ描きたいなって思います。
やっぱり絵の勉強はするもんだね
— 響音カゲ Hibikine Kage (@Hibikinefur) September 18, 2023
人とコミュニケーション取るときに絵が描けるってめちゃめちゃ良いので、少しずつだけどずっと好きな絵描いてきてよかったなって思えるようになりました
10年以上も描き続けてきたけど、やっと、やっとお絵描き楽しくなってきたな???
(最近の絵と過去絵) pic.twitter.com/IwsuLMJ1F4
カニバ本に参加しました
ちさらさん主催のケモノ×カニバ本に参加させていただきました。
元々カニバとかリョナとか好きだったんですけど、上げたらフォロワーめっちゃ減った記憶があって、それ以降描いてこなかったんですね。
人から嫌われるような絵を描きたいとは思えなかったんです。
だけど、こうして寄稿させていただく機会を得て、思いっきり自分の作りたい作品を作って、本当に自分の作りたい作品とは何かっていうのを理解できた感じがしました。
やっぱり、自分はこういう作品が大好きなんだなって、再確認できました。
多くの人が嫌悪感を持つような作品を世の中に出すのってめっちゃ怖いし、それで自分が築いてきた信頼とか大切なものとかが崩れ去ってしまわないかっていう不安感がずっとあったんですね。
私には嫌われる勇気がなかった。
だけど、ちゃんと場所を選んで出すってことが大事というか、単に環境を選ぶだけで、いくらでも自分の好きなものを表に出せるんだなって、1ページ1ページ描き進めながら実感していました。
どうして思い出したんだろう?
私は6年ぐらい、ずっとこういうジャンルの絵を封印してきていました。
絶対表には出してなかった。
だけど、ここ1年のうちにVRChatで始まった、かほさん主催の「ケモ◯ョ◯集会」に参加したことが発端だったんだと、今思い返せば思います。
自分の趣味、好きを肯定してくれる仲間がいるんだ。
そう実感できたからこそ、今回このアンソロに足を踏み出す勇気ができたんだと思います。
そしてこれから
やっぱり、心の奥底で拗らせてるものってあるし、それを吐き出したいし、そうして出来た作品って……まあ、褒めてもらいたいといえば褒めてもらいたいですけど……別に無理して見ろとは言いたくないんですね。
ある意味、私の心の掃き溜めみたいなものだから。
だからこそ、ちゃんと出す場所をしっかり選んで、環境を自ら選んで変えて作っていくってことが大切なんだなって学ばせていただきました。
この作品に関われてすごく楽しかったです。
あと、表現したいことに対して画力なさすぎて泣いた。精進します。
もっと好きなもの描かなきゃ……。
うれしかったこと
8年ぶりのマンガなのに、通販分が絶対足りない程度にはほぼ完売した
尊敬している人のアンソロに出れた
差し入れ、喜んでもらえた
制作本、他の人の役に立っているようで何より
8年ぶりのマンガなのにほぼ完売した
も~~~~めっちゃ売れました!!!
通販分足りて、しばらくイベント持つぐらいに刷ろうかな~~~って思ってたら余裕でほぼ完売でした。ありがとうございます。
すごい嬉しい反面、もっと絵上手くなりてえという恥ずかしさ半分って感じでした。
尊敬している人のアンソロに出れた
個人的にHoshinoさんはにゃん作るときの参考にしたこともあってずっと目標にしてる方なんですけど、今回アンソロに出れたのは感激でした。
他の方の作品もめっちゃ良かった……。
差し入れ、喜んでもらえた
今回、いくつかのサークルに差し入れ持っていったのですが、喜んでもらえたようで何よりでした。
今回はちょっとした落書きを一緒に入れていったのですが、すごく喜んでもらえて嬉しかったです。
絵、人とのコミュニケーションスキルとしてめちゃくちゃ便利だし、練習する価値があるなぁって改めて思いました。
制作本が他の人の役に立っているようで何より
制作本を手売りしてると、改めて目の前で感想言われることがあって嬉しい限りです。
本当にいろんな方に指南書として口コミでご紹介していただけているおかげで、未だに売れ続けてます。ありがとうございます。
今後も、制作のお役に立てるようなものを発表していく予定ですので、お楽しみに。
反省点
今回は
在庫の棚卸しがちゃんとできてなかった
既刊の会場で売れる部数を推測できなかった
販売部数の管理ができなかった
買い出しに行く余裕がなかった
の4点が大きな反省点でした。
在庫の棚卸しがちゃんとできてなかった
在庫の数を数え、汚損や破損がないか調べる作業を棚卸しといいます。
今回、既刊を9種類ぐらい持っていったのですが、うち1種類はそもそも持って行き忘れていました。
また、準新刊である写真集は見本と見本誌を除いた販売可能な在庫がたった2冊しかなく、一瞬で在庫を切らしてしまいました。
「はじめてのケモ着ぐるみ制作」もわりとすぐ在庫切れちゃいましたね……。なんだかんだ、ありがたいことに安定して売れ続けてる本なので、また増刷する必要がありそうです。
とにかく、ちゃんと家にある在庫の部数は把握しておくべきです……。イベント終わった段階で棚卸しすべきですね。
日陰工房では技術書が多く、息の長い、売れ続ける既刊が多いので、面倒でも在庫管理と棚卸しはもっとちゃんとやらないとダメだなぁと痛感しました。
既刊の会場で売れる部数を推測できなかった
今回、既刊を2種類刷り増ししたのですが、どちらとも大量に余ってしまいました。このせいで、1万円近い自宅への送料が発生してしまいました。これはかなりの痛手です。
確かに会場で売り切れてしまう機会損失は大きいのですが、会場で大量に在庫を抱えるケースでもそれはそれで大きな損失を抱えるので、会場に送る部数はより慎重に検討すべきですね。
既刊はほとんど売れない、という算段で持っていく必要がありそうです。
販売部数の管理ができなかった
これはいつもなのですが、途中から売れた本の数をメモするのを忘れてしまっていました。
これはHoshinoさんのサークル「星猫日記」を見て思ったのですが、タブレットで在庫管理しており、これだったら合計金額も何部売れたかもすぐに計算できるなーと思いました。
せっかく私もSquare持ってるのにもったいねえ……。
売るものが多いサークルなので、次からはちゃんとSquare準備していきます。
買い出しに行く余裕がなかった
今回は1人に売り子を頼んだのですが、在庫が多くかなり過酷な環境で売り子をお願いしてしまいました。申し訳ねえ……。
また、今回は午後2時ぐらいまでは人が去っては人が来る程度には売れ続けており、一行に席を立つ暇がなかったというのも反省点ですね。
売り子は2人じゃ足りません。3人必要です。
私のサークルぐらいの売れ行きだと、1時ぐらいまでは3人のうち1人が休憩する、という感じで回す必要があるなと思いました。
ちなみに、超大全を出した前回は新刊が売り切れるまで一瞬も立つ余裕すらありませんでした。地獄だった。
それもあって、ほとんど買い出しに行けませんでした。欲しかった本結構あったのに……挨拶したい人も結構いたのに……着ぐるみエリア撮るためにガチのカメラ装備まで持っていったのに……つらい。
辛うじていくつかのサークルは回れましたが、マジで余裕なかったです。
体調も限界で、飯も水もほとんど飲み食いできなかったです。
まとめ
もう同人を始めて9年になるんですね……長い。
そろそろ着ぐるみ制作も同人も、若手って言えなくなってきた頃なので、頑張りたいです。
私より上手くなっていった後輩もいっぱいいて感慨深いです。先輩後輩タメ問わず、いろんな方から毎日学ばせていただいています。
こうして私のことを応援してくださる方々から学んだことや体験したこともフィードバックして、少しでも技術書や作品という形で面白い作品を作れたらな……と日々精進しています。
最後に、けもケットという貴重な場であるイベントを支えてくださったスタッフや主催の方々、本を買ってくださった方、チラシを手にとってくださった方、面白い本を買わせていただいたサークル主の方々をはじめとしてイベントに来てくださっている全ての方々、いつもお世話になっていてアンソロを主催してくださったHoshinoさん、そしてサークルのお手伝いをしてくれた霜雪さん、生活を支えてくださり、作業を手伝ってくれた家族に感謝を申し上げます。
これからも謙虚さを忘れず、作品づくりに励んでいきます。
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