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絵でも制作でも、道具はケチるな

最近、金欠だけど絵の道具としてトレース台を買いました。A4かA3かで迷ったのですが、A4のコピー用紙を描く時に回すだろうなぁ、ってことを考えてA3にしました。

トレース台っていうのは、下にライトが入った白く光る板のことです。上に絵を置いて照らすことで、さらにその上に置いた紙から透けた絵をなぞれるようになっています。

私は、最近はA4コピー用紙にアナログでラフを描き、iPadの写真で撮って取り込むという方法で線画を描いています。

コピー用紙のラフを2ラフとかにクリンナップしていくときに、トレースできると便利だなぁと感じて買いました。

他にも、ここ半年ぐらいの買い物だと、
・鉛筆を10B~6Hまでひととおりの硬さをそろえた
・イーゼルとカルトンを買った
・FPSの練習のためにKovaak 2.0を買った
・マウスパッドを大きなものに買い替えた
・新しい3Dプリンターを買い足した(3台目)

などなど、いろいろ買ってます。

着ぐるみ制作なら、ヘッドの材料としてウレタン、カネフォーム、鉢底ネットにスコッチキャスト、発泡スチロールから3Dプリンターまで、今の環境で触れるものは全部トライしています。

たかが道具なので、やってみて「あーこれ合わないなぁ」って思ったら捨てちゃえばいいんです。トライしないってことがもったいないと私は思います。

「道具がすべてじゃない」「弘法筆を選ばず」という言葉もありますが、お金があるなら、道具はきちんと全部そろえてみたほうがいいと思います。特に、それが自分の仕事だったり、自分の人生や情熱を掛けているものならなおさらだと思います。

こちらの記事では指輪を木とレジンから初めて作ることに挑戦していますが、道具の大切さを語っています。

今回のアクセサリー制作でしみじみ思ったのが、「道具の大事さ」。たとえば紙やすりをかける工程では、#100〜#2000まで10枚以上使って、小刻みに磨いていきましたが、これをめんどくさがって、#100、#500、#2000みたいな3枚とかでやると、いつまでたっても傷が残ってしまいます。
手間をかけるためには、その手間に見合った道具が揃っていないと、なかなか結果には結びつきません。

小野木雄「好きなものを閉じ込める 木に触れて楽しむものつくり」 < https://www.monosus.co.jp/posts/2017/07/201102.html >

私も、絵しかり、FPSしかり、着ぐるみ制作しかり、道具にはお金を掛けていっぱい失敗してきました。だけど、道具に関する失敗って、お金を掛けた分がきちんと経験になります

なんなら、今は安くて良いものもネットでたくさん買える時代なので、買える金額なら思い切って買っちゃいましょう!

漫画家のペガサスハイド先生もこう言っています。

(前略)同じ筆ペンを買って自分もやってみました、とか書いてくれてる人がいるんだよね。
そういうのすごい嬉しいよね。見てるだけじゃなくて、自分も試しにやってみる、それを体験してみるっていうことって素晴らしいよね。
うまくできるかできないかは置いておいて、体験することってすごい大事だと思う。やってみてわかることとか発見とかって絶対あるはずだから、一度やってみるっていいよね。
こういうつけペンとかも、俺これ使って描けって言わないけど、一回やってみるってのはいいと思う。こういうもんなんか、って知るだけでもいいので。(後略)

ペガサスハイド「#54 一見上手なイラストもプロが見れば…? リアルなイラスト添削」20:33~21:08 < https://www.youtube.com/watch?v=eoJ4WuUNQtE >

裏を返せば、粗悪で安いものは買わない方が良いと思います。「悪いものは使い物にならない」っていう経験しか残らないからです。

どうしてもお金がないときはしょうがないけどね。

ヒカキンもこう言ってます。

仕事に関わるものに関しては、その時の自分が買える一番良いものを常に買ってきた(後略)

ヒカキン「【160万のPC】フルスペックのiMac Proがキター!【ヒカキン流買い物論】」 9:26~9:36 < https://www.youtube.com/watch?v=5rVcO7RCaus >

もし、あなたの大切な仕事につながるものだけど、高くて買うのをためらっている。そんなものがあったら、頑張って貯金して買ってみてはいかがでしょうか。

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ちなみに、トレース台を買うことになった経緯は以下のnoteでお話しています。


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