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首のある着ぐるみって作るのが難しい
大抵のケモノ着ぐるみは首毛といって、首のところにはもふもふのファーが付いていることが多いです。着ぐるみの胴体と頭は構造上分離していることがほとんどで、この隙間から中の人が見えてしまわないようにするためにこのパーツが付いています。
首と胴体を一体化させたり、つなぎ目がないように見せるのってかなり難しい技術です。やり方はいくつかあります。
1つ目は、首毛を胴体の中に入れてしまって、襟に紐を入れて絞るやり方。
これは田代憂さんがわかりやすく解説してます。
疑似一体型、こうやってます pic.twitter.com/6I5UgCx3Uj
— 田代憂 (@tetetoroort) March 3, 2017
これの利点は首がしっかりと見えること。首があるので首元がすっきりして見えますし、ちゃんと人間っぽさと生き物っぽさを両立することができます。首毛って動物の毛足が比較的長めな生き物が多いのを擬似的にそれっぽく見せてるだけですし、首毛がそんなに長くない生き物だってたくさんいますから。
特に、女の子らしさを見せたいのならば首の細さって結構重要になってくるので、この方法は有用だと思います。
2つ目は、ヘッドをボディと一体化してしまう方法。
これは極端に脱ぎ着がしづらくなります。イベントでもかなり出しづらくなるでしょう。
管理も非常に大変で、洗濯するときにボディと頭を分離することができなくなります。場合によっては頭とボディの間にファスナーを仕込むことも考えるべきです。
3つ目は、首をストレッチボアで作ってしまう方法。これは私が過去にやったことがあります。が、ちゃんと成功したことはありません。
首をストレッチボアと呼ばれる伸縮するフェイクファーで作ると、上からすっぽりと被ってしまえる状態になるので、完全に首まわりのファスナーをなくせます。その代わり、被るのが若干面倒になります。
まとめ
いずれの方法にしても、メリット・デメリットありますし、完璧な見た目を作るのはかなり難しいです。首って入り組んだ体のパーツなので、型取りをするのもかなり難しいんですよね。ヘッドとボディの繋ぎ目として考えないといけないので。
首のある着ぐるみは数が少ないので、頑張って作れると面白そうです。
それでは。
ヘッダー画像はNovelAI Diffusionで生成しました。
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