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UNTRACEへ、この世界へようこそ

この度、正式に英語コーチングサービス “UNTRACE” (アントレース) を立ち上げました。「サッカーに関わるすべての人に英語を」という理念を掲げ、サッカー選手・指導者が世界に出ていくために必要不可欠な英語学習をサポートします。ここに至るまでのストーリーはまた次回にして、今回は UNTRACE 立ち上げに至った背景と実際に何をしてるのかってことについて。

2022年のカタールW杯で、日本代表は間違いなく世界中に小さくない衝撃を与えたけど、極東の選手が欧州でプレーすること自体が稀有だった時代から考えると、ここに至るまでに多くの物語と戦いがあって今があるのだなと。ドイツで最も熱狂的な80,000人のサポーターが1人の日本人に恋をするなんて誰にも想像できなかっただろうけど、今ならその画が鮮明に思い浮かぶ。世界的な名門でプレーすることだって、プレミアリーグで優勝することだって、W杯でスペインやドイツを倒すことだって。それでも、今はまだ想像できない光景がたくさんあって、そんな夢を実現させるために多くの日本人選手が挑戦を続けてる。実際に欧州でプレーする選手の数は100にも上り、これからも世界に挑む選手はどんどん増えていく。そんな潮流の中で、サッカー選手がぶち当たる最も大きな壁は、間違いなく「言語」だと思う。それはサッカー選手にとって、コミュニケーションが最も重要なひとつの要素であるからであって、コミュニケーションが取れなければ、生存競争において大きく出遅れることに繋がる。チームメイトの言ってることはさっぱりわからない、コーチの言ってることもさっぱり、挙げ句の果てには自分自身の意見を主張することもできない。それが今までの「既定路線」だったのかなと。移籍後にそれに気づいて、英語学習に取り組む選手もいれば、取り組まない選手もいて。でも、自分もそうだったように、実際に自分の目で見て、自分の肌で感じないと気づくことなんてできないと思うから、絶対に遅いなんてことはないと思ってて。現状を変えるために行動を起こしてる時点で、あなたは何よりも素晴らしい。ただ、もしもあなたが日本にいるのであれば、海外に飛び出した未来の自分を想像して、未来の自分から感謝されるような選択肢をとってあげてほしいなと。「備えあれば憂いなし」って言葉があるように、今この瞬間に備えれば、きっと未来に対する憂いはなくなるから、巡ってくるチャンスもあれば逃げていくチャンスもある中で、「不断の準備」だけはあなたを裏切らないと思ってます。言語もサッカーと同じように、一朝一夕でうまくなることはないし、身に付くものでもないからこそ、毎日少しずつ積み重ねる。それを1ヶ月、半年、1年…と続けることで、あなたの世界は大きく変わると信じてます。

前置きが長くなったけど、ここからは実際に何をしてんのって話で。自分はドイツ留学中にブンデスリーガのクラブで通訳をさせてもらって、大学では言語学、特に第二言語習得論について学んで、最近やっと終わった卒論発表会では「サッカー選手のための英語学習カリキュラム作成について」って題名で、他の人が目線を落として原稿を読み上げてる中、心は舞台を大きく歩き回りながら、ジョブスを意識したガチガチのプレゼンをかましてきました。そんな自分が運営するUNTRACEが届けるものは、「サッカー」に特化した英語コーチングです。

ひとつのエッセンスを加えました。それは、自分の人生を使って得た教訓のひとつでもあるのですが、ある物事を達成するためには「やり方」と「やり切る」の二つの要素が必要だということです。どんなに優れた「やり方」をしていたとしても、「やり切る」側面が疎かになれば、物事を達成することは決してないと思います。そして多くの人はこれができない。言語学習のような地味なものって一朝一夕で得られるものではないし、なかなか結果が見えてこないから、社会人になって英語学習を開始したとしても途中で挫折してしまう人の割合って1ヶ月以内では7割、3ヶ月以内だと9割にも及ぶんです。だから、英語学習においては「やり方」はもちろん重要だけど、何よりも重要なのは「やり切る」ことなんです。既存の英語学習サービスにはこれが欠如してると思ってて、UNTRACEは「やり切る」にフォーカスを当てました。どんなに自分が無力だと感じて、途中で投げ出したくなったとしても、歯を食いしばってやり続ける。何も英語学習だけでなくて、人生はこれに尽きると思います。その上で、自分は一人一人に正面から向き合い、対話を通して最適解を探り、常に学習者の隣を走り続ける存在でありたいなって思ってます。人生を賭けて自分自身に向き合ってくれる人が隣にいてくれるってすごく心強いなことだなと。学習者のことを知るためのヒアリングから始まり、1000人いれば1000通りの学習法があるからこそ、あなただけのカリキュラムを作成し、スケジュール管理、学習サポート、個人レッスンまで、英語学習の全てを支えます。もっと詳しい内容はまた次回に。通訳の経験、サッカーコーチの経験、大学で学んだ言語学の知識、本を読み漁って得た心理学や脳科学、社会学の考え方まで、全てを取り込み、UNTRACEは進化し続けていきます。

今は言語が理由で諦めざるを得ないことだってきっとあると思います。でも、英語圏に生まれたかったなんてそんな稚拙なことは思わないでください。もしそうだったらたくさんの恩恵を受けることができたのもまた事実だと思うけれど、そんな現実を「理不尽だ」という安い言葉で片付けるのか、中指を立てて未来を切り開くために行動を起こすのかでは、人生の輝きが何百倍も変わってくるんじゃないかなと。最初にUNTRACEの理念について触れました。「サッカーに関わるすべての人に英語を」と。英語学習を経て英語を話せるようになるのは当たり前のことですが、それよりも重要なことがあって、それは、英語を話せるって"スキル"が人生を輝かせてくれるわけじゃなくて、英語学習という"過程"が人生を輝かせてくれるということです。どういうことか、触れればわかります。言語を一つの武器にしたことで、人生が何百倍も輝いたからこそ、声を大にして言いたい。

「あなたの人生はもっと輝く。」


最後に、自分にも両親が世界中に名前が響くようにと願いを込めてくれた「響」という名前があるように、“TRACE”(たどる) に“UN”(できない)をつけた “UNTRACE”には、「他の誰にも歩めないあなただけの人生を歩んでほしい」という願いを込めました。小さな頃からこうありたいなと願ってて、今もそれは強く思ってます。日本でなんとなく就職して、普通の生活を送ることもできたと思うけど、それを選ばなかったのは、自分の人生は自分しか歩めないと知っているからです。誰かの人生を蔑むつもりもなければ、羨ましくも思いません。UNTRACEを通して英語を身につけて、他の誰にも歩めないあなただけの人生を歩んでくれることを心から願ってます。

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