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桜のお話(2024/05/20)

こんにちは、北島です。

2月下旬になりますが、近所では早くも桜が咲いていました。玉縄桜(たまなわざくら)という品種で、ソメイヨシノでないのは知っていましたが、どんなものかは知らなかったので少し調べてみました。

玉縄桜は桜の園芸品種のひとつで、ソメイヨシノに別の桜を掛け合わせて生まれたそうです。交配を行ったのは県立のフラワーセンターで、名前も地名から取っているため、まさにご当地の花という感じです。
寒い時期から咲く桜はだいたい色が濃いとされていますが、これはソメイヨシノと同じくらい。花を見ただけだと区別がつきません。メジャーな品種ではないので、どこでも見られるものではないようです。
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さて、桜といえばやっぱりソメイヨシノですが、「全個体が単一クローンである」という話がありますね。元は1本だったものを接ぎ木で増やしたというのが今の定説になっています。そんなソメイヨシノ、戦後に大量に植えられましたが、近年は元気がなくなっているものも多いそうです。
また、都市部でのバリアフリーや木の病気などの観点からも、植え替える際は別の品種が推奨されています。例えば「ジンダイアケボノ」という品種はソメイヨシノより少し小型で、開花時期や特徴は似ている+桜がかかる病気にも強い桜。もしかすると将来は、「桜といえばジンダイアケボノ」という感覚になっているかも知れません。

他にもカンザン、ウバザクラなどなど……あまり聞き慣れない名前ですが、一口に桜といっても実は色々あるもの。来年のお花見では、ソメイヨシノ以外の桜にも目を向けてみるのはいかがでしょうか。


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