擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第80話「楽しみな遊園地 出発前夜」
擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄
第80話「楽しみな遊園地 出発前夜」
ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」
言ノ葉ヒビキ「明日は遊園地に行くから起きるのが早いぞ。しっかりと眠るように。おやすみ」
オリャ雄「オリャ」
うりゃ美「うりゃ」
ナレーター「うりゃ美、オリャ雄、言ノ葉ヒビキは各々の部屋で就寝する。」
うりゃ美(うりゃー)ワクワク
ナレーター「うりゃ美は明日の遊園地で言ノ葉ヒビキとコーヒーカップに乗ったり、観覧車に乗ったりする妄想をする」
うりゃ美「うりゃりゃりゃりゃりゃ/////////////////」テレテレ
うりゃ美(うりゃうりゃ)目閉じ
ナレーター「うりゃ美は気持ちを落ち着かせて、目をスッと閉じる」
うりゃ美(・・・・・・)
時計「ちくたくチクタク」
うりゃ美「・・・・・・」
時計「ちくたくチクタク」
うりゃ美(うりゃぁ)しょぼーん
ナレーター「うりゃ美は眠れなくなってしまった。翌日に楽しい行事があってもスヤスヤ眠れるうりゃ美にとっては珍しい事態だ。このまま部屋にいても眠れそうにもないので、オリャ雄の様子を見に行く」
オリャ雄「……」スヤスヤ
うりゃ美(うりゃ)コソコソ
ナレーター「オリャ雄は熟睡している。その事を確認したうりゃ美は言ノ葉ヒビキの部屋にお邪魔する。言ノ葉ヒビキも気持ち良さそうに眠っている。うりゃ美はこっそり布団の中へと侵入する」
うりゃ美(うりゃうりゃ)モゾモゾ
言ノ葉ヒビキ(ん? ……珍しいなオリャ雄が、布団に入ってくるなん……)
ナレーター「言ノ葉ヒビキは一瞬目を覚ましたが直ぐに眠った。うりゃ美も言ノ葉ヒビキの匂いや吐息で徐々に眠りの世界へと誘われて行った」
うりゃ美「うりゃあ」スヤスヤ
ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」
つづく
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うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」