擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第56話「ホラー映画」

擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄

第56話「ホラー映画」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

テレビ「きゃああああああああ」

ナレーター「夜、言ノ葉ヒビキたちは家でホラー映画を観賞している。映画の登場人物が悲鳴を出した所で、うりゃ美も驚いた振りをして叫びながら言ノ葉ヒビキに抱きつく」

うりゃ美「うりゃっ!///////////////////」抱きつき

言ノ葉ヒビキ「……」

オリャ雄「……」

ナレーター「遂に映画も気がつけばクライマックスだ」

テレビ「うわあああああああ」

うりゃ美「うりゃああああ!///////////////」ビクビク抱きつき

言ノ葉ヒビキ(もう30分くらい前からずっとテレビに背中を向けて、俺に抱きついているよなうりゃ美。いつも通りだな)ナデナデ

うりゃ美「うりゃ~/////」クツロギ

オリャ雄「オリャー」呆れた目

ナレーター「そしてホラー映画は幕を閉じた」

言ノ葉ヒビキ「ちょっと怖かったな。もう寝る時間か。うりゃ美、一人で眠るの怖いだろ。一緒に眠ろうか?」ニヤニヤ

うりゃ美「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃ///////////////」プンスカ

ナレーター「うりゃ美はそこまで怖がりじゃないと少し怒る。これは一緒に眠れるチャンスではあるが、自分から誘うのがうりゃ美にとっての理想の展開である。だから言ノ葉ヒビキから誘われた場合は断ることが多々ある」

うりゃ美「うりゃりゃ」

言ノ葉ヒビキ「そうか一緒に眠らなくても大丈夫か。ごめんなからかって。オリャ雄も大丈夫だよな」

オリャ雄「オリャ」ビシ

言ノ葉ヒビキ「じゃあおやすみ」

うりゃ美「うりゃあ」

オリャ雄「オリャ」

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

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うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」