擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第68話「修理への旅路」
擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄
第68話「修理への旅路」
ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」
言ノ葉ヒビキ「おーい、うりゃ美、オリャ雄。自動掃除機を修理に出すから梱包手伝ってくれ」
うりゃ美「うりゃうりゃ」テクテク
オリャ雄「オリャー」トコトコ
言ノ葉ヒビキ「来たか。じゃあ、うりゃ美はこのプチプチシートを自動掃除機に包んで、ビニール袋に入れてくれ」
うりゃ美「うりゃー」
オリャ雄「オリャリャ?」
言ノ葉ヒビキ「オリャ雄はこの段ボールを自動掃除機のサイズに大きさを調整してくれ。大体の寸法はこの紙に書いてあるからな」
オリャ雄「オリャリャ」
言ノ葉ヒビキ「俺は自宅から配送できるよにネットで申し込んだりするから、作業が終わった伝えてくれ」
うりゃ美「うりゃ!」
オリャ雄「オリャ!」
ナレーター「言ノ葉ヒビキが離れて、うりゃ美とオリャ雄は作業を始めた」
うりゃ美「うりゃー」コンポコンポ
オリャ雄「オリャリャリャリャ」テキパキ
うりゃ美「う、うりゃぁ」しょぼーん
自動掃除機『……』コンポコンポ、モサモリ
オリャ雄「オリャリャ」呆れ目
うりゃ美「うりゃりゃ?」
オリャ雄「オリャオリャ~」巻き巻き
自動掃除機『……』プチプチシート、包装ビシッ
うりゃ美「うりゃー!」パチパチパチパチ
ナレーター「こんな感じで作業を進めた。そして無事に自動掃除機を入れる箱も完成したので、言ノ葉ヒビキを呼んだ」
言ノ葉ヒビキ「箱も完成したし、自動掃除機の方も包装されてビニール袋に入ってるな。保証書の準備もオッケー。後は自動掃除機を箱にいれるだけ、よいしょと」詰め込み
うりゃ美「うりゃうりゃ、うりゃ?」
言ノ葉ヒビキ「隙間か、それなら新聞紙を丸めた物で埋めればいいから大丈夫だよ。後は俺に任せな」
うりゃ美「うりゃー」
オリャ雄「オリャオリャ、オリャリャ?」
言ノ葉ヒビキ「インターホンに出たいのか。出ていいぞ」
オリャ雄「オリャー////////」
ナレーター「梱包した自動掃除機を玄関に置いて、時間が過た」
インターホン『ピンポーン、ピンポーン』
オリャ雄「オリャリャリャ」ニコニコ
オリャ雄「オリャリャ?」ガチャ
ナレーター「宅配業者が来たようだ。言ノ葉ヒビキが交代してインターホンに向かって受け答えして、玄関へと向い扉を開けた。そして梱包した荷物を宅配業者に渡す」
言ノ葉ヒビキ「後はよろしくお願いします」
宅配業者「はい、任せてください」
オリャ雄「オリャリャ」バイバイ
うりゃ美「うりゃー」手フリフリ
宅配業者「ふふ、じゃあね」ニコニコ
ナレーター「自動掃除機は修理の旅へと出た」
オリャ雄「オリャオリャ?」
言ノ葉ヒビキ「修理期間はおおよそ2週間らしいぞ」
オリャ雄「オリャー」
言ノ葉ヒビキ「じゃあ部屋に戻るか」
うりゃ美「うりゃ!」テクテク
ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」
つづく
ここから先は
¥ 100
うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」