擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第60話「自動掃除機騒動3/4 修理」

擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄

第60話「自動掃除機騒動3/4 修理」

ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」

オリャ雄「オリャ」

ナレーター「オリャ雄が壊れた自動掃除機を運んできた。それを言ノ葉ヒビキが確認する」

自動掃除機「……」故障中

言ノ葉ヒビキ「どれどれ」

言ノ葉ヒビキ(乗って壊したって聞いたから部品とか外れてるのかと思ったけどそこら辺は大丈夫みたいだな。物が詰まってるわけでもない。充電の反応はあるからバッテリーとかの問題でもなさそうだよな……)

うりゃ美「うりゃりゃ?」

ナレーター「うりゃ美は直りそうかと尋ねている」

言ノ葉ヒビキ「俺じゃどうにも出来ないな。修理に出すしかなさそうだ」

うりゃ美「うりゃ」頭ペコリ

オリャ雄「おりゃ」頭ペコリ

言ノ葉ヒビキ「二人が反省しているのはもうわかってるよ。それよりオリャ雄とうりゃ美はちゃんと体重調節して乗ったんだよな」

ナレーター「二体の擬音声命体は頷いて答える」

言ノ葉ヒビキ「まあそれならタイミングが悪かったんだろうな。たぶん乗らなくても故障していたと思うよ。でも出来る限り物は大切に扱おうな。それで反省会は終わりだ」

うりゃ美「うりゃ」しょぼーん

オリャ雄「オリャ」チーン

言ノ葉ヒビキ「いつまでもショボくれるなよ。この自動掃除機だって日用品としてだけじゃなく、お前達と一緒に遊べて楽しかっただろうからな。そう思わないか?」

うりゃ美「うりゃ」コクコク

オリャ雄「オリャ」コクリ

言ノ葉ヒビキ「じゃあそろそろ夜ご飯を食べようか」

オリャ雄「オリャ」ビシ

うりゃ美「うりゃりゃ」ハキハキ

ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」

つづく

第61話制作中 6月30日更新予定

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うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」