擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第71話「いつ遊園地に行けるの?」
擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄
第71話「いつ遊園地に行けるの?」
ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」
言ノ葉ヒビキ「いただきます」パクパク
うりゃ美「うりゃ~」モグモグ
オリャ雄「オリャー」ばくばく
ナレーター「言ノ葉ヒビキが仕事を終えて帰ってきたので、みんなで晩御飯を食べはじめた」
オリャ雄「オリャリャ」トコトコ
言ノ葉ヒビキ「おう」
ナレーター「オリャ雄はトイレに向かった」
うりゃ美「うりゃうりゃ、うりゃうりゃ?」
言ノ葉ヒビキ「遊園地……そうだ、すっかり忘れてた。うりゃ美が聞いてくれて思いだせた。遊園地に行く日が決まりそうだぞ」
うりゃ美「うりゃりゃりゃ」ニコニコ
言ノ葉ヒビキ「来週の金曜日は大丈夫か?」
うりゃ美「うりゃー」ニコニコ
言ノ葉ヒビキ「会社の人たちにくじ引きで遊園地のチケット当てたことを伝えたら、平日に行けるように気を利かせてくれてるんだぞ。感謝しなきゃ」
うりゃ美「うりゃりゃ」頭ペコリ
言ノ葉ヒビキ「オリャ雄がトイレから戻って来たら、しっかりと伝えないとな」
うりゃ美「うりゃうりゃ!」
ナレーター「少し時間が経過してオリャ雄がトイレから戻ってきた」
オリャ雄「オリャオリャ」テクテク
うりゃ美「うりゃりゃりゃ」ニヤニヤ
オリャ雄「オリャ?」
言ノ葉ヒビキ「なんと遊園地に行ける目処がつきました」
オリャ雄「オリャ!」
言ノ葉ヒビキ「その日は……」
うりゃ美「うりゃうりゃ~///////////」
オリャ雄「オリャー~///////////」
言ノ葉ヒビキ「うりゃ美、来週のが抜けてるぞ」
うりゃ美「うりゃ!」
オリャ雄「オリャー」ガーン
言ノ葉ヒビキ「落ち込んだ、もしかして予定があるのか? それならまだ別の日に変えられるぞ。まだ決まったわけじゃないから」
オリャ雄「オリャオリャ」顔横フリフリ
言ノ葉ヒビキ「予定は空いてるのか」
オリャ雄「オリャオリャ、オリャオリャリャ」かくかくシカジカ
ナレーター「オリャ雄は今週の金曜日に遊園地に行けると思った。しかし実際は来週だったから落ち込んだ」
言ノ葉ヒビキ「そういことか」
うりゃ美「うりゃぁ」頭ペコリ
オリャ雄「オリャ~」ナデナデ
言ノ葉ヒビキ「気にするなだってさ、うりゃ美」
うりゃ美「うりゃ!」
言ノ葉ヒビキ「じゃあ、来週の金曜日遊園地に行くで異論はないな」
オリャ雄「オリャー」ワクワク
うりゃ美「うりゃー」ドキドキ
言ノ葉ヒビキ「これで決定だ」
うりゃ美「うりゃりゃりゃりゃ/////////////」
オリャ雄「オリャオリャオリャオリャ///////////////」
言ノ葉ヒビキ「その日には出来るだけ予定はいれないように。もしはずせない用事が出来たら直ぐに伝えるように」
うりゃ美「うりゃりゃ」
オリャ雄「オリャオリャ」
ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」
つづく
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うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」