擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄 第57話「ホラー映画の後に」
擬音声命体 うりゃ美とオリャ雄
第57話「ホラー映画の後に」
ナレーター「この世界にいる不思議な存在である擬音声命体。彼らは今日も精一杯に生きている」
うりゃ美「……」本読み読み
うりゃ美「うりゃぁ~」うとうと
ナレーター「皆でホラー映画観賞後、うりゃ美は自室で本を読んでいた。気がつけば、既に日付を跨いでいる」
うりゃ美「うりゃ」布団シキシキ
ナレーター「流石に眠くなったので布団を敷いて中へ籠ると扉を叩く音がした」
うりゃ美「うりゃ?」
オリャ雄「オリャァ」
ナレーター「ドアをノックしたのはオリャ雄だった」
うりゃ美「うりゃうりゃ?」
オリャ雄「オリャオリャ。オリャリャリャリャ、オリャオリャ///////////」ビクビク
ナレーター「オリャ雄は意外と怖がり。ホラー映画を見た夜は怖くて眠れない事がよくある。言ノ葉ヒビキにそれらを知られるのが恥ずかしく、映画を観てる時は驚くのを堪え、一緒に眠るのも我慢して避ける日となる。だから今うりゃ美と一緒に眠ろうとしてるのだ」
うりゃ美「うりゃ~」コクリ
オリャ雄「オリャ」頭ペコリ
ナレーター「ホラー映画を見た夜はこの展開になることをうりゃ美は知っているので、うりゃ美も言ノ葉ヒビキと一緒に眠ないようにしてる」
うりゃ美「うりゃうりゃ」布団でモゾモゾ
オリャ雄「オリャ」布団へモゾモゾ
うりゃ美「うりゃりゃ」
オリャ雄「オリャ~」ホッ
ナレーター「オリャ雄とうりゃ美は一緒に眠る。オリャ雄がぐっすり眠ってうりゃ美はニコニコしている」
オリャ雄「……」zzZ
うりゃ美(うりゃ)ニコニコ
ナレーター「うりゃ美も目を閉じて、夢の中へと旅立つ」
うりゃ美「……」スヤスヤ
ナレーター「擬音声命体は今日も不思議な音と声を奏でている」
つづく
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うりゃ美「うりゃうりゃ。うりゃりゃ」 オリャ雄「オリャリャ。オリャア」