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【蓮ノ空ラブライブ!大会】全部が青春だ
去年見せてもらった「Link to the FUTURE」は夢のようでした。
一人と一人が手を取り合って色を作り、3色がキャンバスを駆け巡る。そうしてできた絵は遥かに予想を超えた”これからの蓮ノ空”を描いていました。
でも、一番好きなのは”これまでの蓮ノ空”がそこにあったことでした。1年かけて築いた彼女たちらしさをたっぷり詰め込んで、見せてくれたのは”今の私たち”だった。どんなことでも力に変えてきた彼女たちのたくましさがあふれ出して、私に届いた気がしました。
過去があって、今がつながり、未来が生まれる。そんなことをもう一度信じたくなるような時間でした。
今でも「すごいよミライ」のところで弾けるようなあの時を思い出して、じーんと来てしまいます。
最強と最強と最強がタッグを組んだドリームユニットなんだから当然ラブライブ!大会だって優勝できると思っていました。
でも、負けてしまった。
それから「Link to the FUTURE」はライブで披露されませんでした。
彼女たちにとっては大事な大会で敗れた曲です。今できるすべてを懸けて届かなかった。
当時の活動記録も見直すと悔しさでにじんでいました。大きなステージでたくさんの人に応援してもらって楽しい記憶でもあったはずなのに。梢が優勝できなきゃ私には何もないと言ったのはつらかったです。
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”限界”そのものだったのではないでしょうか。来年優勝するためには”これ以上”が必要だということです。
あんなにきれいな色をしていたのに悔しさで黒く塗りつぶされてしまった。
だから「Link to the FUTURE」はもう見ることができないと思っていました。
蓮ノ空はいつだって予想以上でしたね。
今年の初戦に「Link to the FUTURE」を選ぶなんて。
見せてくれたのは、去年と同じ”今の私たち”だけど去年とは違う”今の私たち”でした。あの時の限界を超えたと証明する決意がまたこの曲を好きにしてくれました。
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目新しさという観点でいえば最悪でしょう。でも、私たちは変わったと伝えるためには最高の選択でした。
新メンバーも加わった新生蓮ノ空。ただ増えただけじゃない。オレンジも緑も青も赤もピンクも白も他の色と出会ってもっとすてきなグラデーションになった。
楽しいことだけがあったわけではない。悔しくて、悲しくてどんよりとした色だってある。でも、それが自分の中にあると認めることで今までよりも思い通りに未来を描けるのだと教えてくれました。
幼いころの絵は単色で区切られた塗り絵だけど、経験を積むことで色が豊かになり境界線は自然になっていく。今年の「Link to the FUTURE」は鮮やかな9人の青春でした。
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この曲は代々伝わっていくものにしたかったようです。参考にしたのは「Dream Believers」とのこと。(※Link to the FUTURE 花帆のボイスです)
すてきな未来を信じて描く大好きな曲が封印されないでホッとしたというのが本音です。
これからも誰かの心に届いて歌い継がれる伝統曲になると信じています。
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そして、今年のラブライブ!は今までよりも最強な蓮ノ空で挑みます。
描く未来は一つだけですね。
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