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世田谷区と高校野球①

23区内では大田区に次いで面積が広く、政令指定都市並みとなる人口約95万人は23区内最多。しかし人口密度は23区中13位であることから、一人一人の面積にゆとりがある世田谷区は、大変広範の為、主に5つの区域に分けられる。

サブカルの下北沢【東北部:北沢エリア】三軒茶屋や駒沢の【中央:世田谷エリア】都心から少し離れた落ち着きのある【北西部:烏山エリア】高級住宅街の砧・成城のある【西部:砧エリア】二子玉川など、緑豊かで人気急増の【南部:玉川エリア】の5つに分けられる。

面積の大きいこの区にも数多くの高等学校が存在する。
1996年に世田谷区所在の加盟校が、東西参加校数の是正に伴い東東京大会へ移動したが、2013年に多摩地区に隣接する西東京地区へ再び戻った。その際に隣接していない中野区が東東京へと移転。

今回は世田谷区の紹介で在る。だが数が多い為①、②と分けて紹介させて頂く。

①松蔭

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「華原朋美」等、著名人を輩出し、また女子バレー部が強豪として知られる松蔭大学付属の同校野球部は、毎年人数不足に悩ませながらも休日は湘南グラウンドで活動するなど、一人一人蜜の高い練習を行なっている。
グラウンドでは常に全力で、平素は他の模範たれ」がモットー

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会2回戦
●練習場所/校庭・湘南グラウンド
●練習時間/週5~6日

②東農大一

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2000年にベスト4進出。その後も2012年、2013年と夏季東京大会でベスト16まで勝ち上がっている実力校。

農大三校対抗野球大会(通称:三校リーグ)を行い、埼玉の農大三高・群馬の農大二高と定期戦を行い、「甲子園出場」を目標に強豪校との実践を積んでいる。
確かな底力は持っており、東農大命物の「大根」が神宮で、甲子園のアルプスで舞い踊る日は遠くはない。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト4
●練習場所/校庭
●練習時間/週5日

③東京都市大

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2009年に武蔵工業大学が東京都市大学に校名変更したことにともない、現在の校名となった。
甲子園と第一志望大学合格を目標に中学硬式野球部と連携した6カ年指導を行っている同校は、二子玉川駅近くの「総合グラウンド」で汗を流している。

野球部OBには中央大学〜MLB・インディアンズのマイナー契約を結びその後信濃グランセローズに入団した「中村 尚史」選手がいる。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト32
●練習場所/校庭・総合グラウンド
●練習時間/週5日
●主なOB/中村尚史(BC信濃)三吉央起(琉球BO)

https://www.tcu-jsh.ed.jp/club/club01

④桜町

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世田谷区用賀に校舎を構える同校野球部は、近年はなかなか格上の壁を超えきれずにいるが、かつては互角の戦いを繰り広げていた為にどこか物足りなさを感じてしまう。

2010年にはプロ注目投手を擁していたように、まだまだ今後も油断出来ない。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト32
●練習場所/校庭
●練習時間/週5~6日

⑤日本学園

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世田谷区松原に在る中高一貫校の男子校だが、高校からの新規募集も行なっている「併設混合型中高一貫校」

2017年夏季西東京大会ではベスト8まで進出し、以後春季・秋季東京大会の本大会でも着実に勝利を重ね、ベスト16以上に顔を見せるようになった実力校であり注目校でも在る。

昨年・今年の秋季大会では「東亜学園」を打ち破るなど、西東京では今最も勢いのあり今後もますます上位へ進出する可能性が高い。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト8
●練習場所/校庭・学園内グラウンド
●練習時間/週6日
●主なOB /西郷泰之(アトランタ五輪日本代表)他

野球部公式応援サイト:http://nichigaku-spirit.net/NihonGakuen-Baseballclub-Ouensite/

⑥東京学芸大学付属

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名門「東京学芸大学」の附属であり下馬にある「国立」高等学校。
通称「学附(がくふ)」「附高(ふこう)」

学問・政治問わずかなりの数の著名者を輩出している同校野球部は、日々の勉強に努めながら白球を追いかけ「夏の1勝」を決して諦めない。
昨年5月には都内の国立高等学校5校の野球部が集い、大会形式の「国立リーグ戦」が行われた。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会2回戦
●練習場所/校庭
●練習時間/週4~6日

⑦松原

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桜上水にある同校は、今年2020年の秋季大会では本大会に出場を果たした。

練習時間は定時制の影響もあり、短く。だが選手たちへ自主練を促し「自主性」を育むことを推奨している。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会2回戦
●練習場所/校庭
●練習時間/週4~6日

⑧芦花

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東京都立千歳高等学校と東京都立明正高等学校(全日制)を発展的に統合し2002年に設立された若い高校。
練習試合も行えるグラウンドを持っており、野球部は3年連続夏季西東京大会ではベスト32まで駒を進めている。

加圧トレーニング講座 、栄養学講座 、トレーニング講座、投
球・打撃動作解析など高度に専門的かつ効率的な指導を実施しており、練習メニューは部員達が考え取り組んでいる。
人数が少ないながらもだからこそ1人1人にチャンスが確実にある。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト32
●練習場所/校庭グラウンド
●練習時間/週6日

https://www.daily.co.jp/opinion-d/2017/07/21/0010386879.shtml

⑨総合工科

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高級住宅街「成城」の住宅街の中に2006年、東京都立小石川工業高等学校と東京都立世田谷工業高等学校が統合され誕生した高校。
2007年には創部2年目で夏季ベスト162009年は現在福岡ソフトバンクホークスの「石川 柊太」選手を擁し、創部3年で夏季東東京大会でベスト8に進出。
翌年2010年夏季東京大会・2012年秋季大会・2017年夏季東京大会・2019年夏季東京大会にはベスト16までコンスタントに進出するなど、都立の強豪として台頭してきている。

都立校ながら、両翼92m、センター120mの天然芝の野球部専用グラウンドを有し、春季・秋季東京都大会予選を行う会場校であり、年間200試合の練習試合を行う。定時制がある為平日は17時までの練習と短いながら、目一杯球場を利用し野球に取り組める。

また、一時期、名球会の400勝投手「金田正一」氏の弟で「金田留広」氏をコーチ陣へ迎えるなど、工業型進学校ながら野球に特化している都立高である。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト8
●練習場所/校庭・自校グラウンド
●練習時間/週7日
●主なOB /石川柊太(ソフトバンク)倉骨道広(元巨人)