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八王子市と高校野球【②】

都内では東京都区部に次ぐ第2位である(市のなかでは最多)。面積は奥多摩町に次いで、東京都の市区町村で2番目に広い。

前回【①】でも素晴らしい野球部達を紹介させて頂いた。
今回も八王子から甲子園。そしてそれぞれ掲げた目標に向かい日々練習に励む野球部達を紹介させて頂く。

①穎明館

英名館

東京都八王子市にある中高一貫教育の私立校で男女共学の進学校。
通称は、「穎明館」。普通科の高校で堀越高校のグループ校。
イギリスの名門パブリックスクールであるイートン校をモデルに創立された。

2004年西東京大会では真っ青のユニフォームを纏い準優勝の実績を残した。その後も2011年にベスト8に進出するなど、安定し力のあるチームを作り上げている。
恵まれた環境下の中、「真の文武両道」を目指し聖地を目指す。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会準優勝
●練習場所/穎明館人工芝グラウンド・堀越球場
●練習日時/週7日

②八王子北

八王子北

八王子市にある都立高校。八王子北高校は普通科中心の進学校としての性質を有しており、在校生の大半が卒業後の進路を進学選択している。

野球部は「全力・丁寧・徹底」を目標に掲げ、人間育成に重きを置き野球に取り組む。2017・2018年は「桜美林」「日大二高」といった強豪校を倒しベスト16まで勝ち進んだ。
広々としたグラウンドの他、ウエイトルームを完備しているなど環境面は都立の中でも抜群である。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト16
●練習場所/校庭・ダイワ八王子球場 他
●練習日時/週5〜6日

③富士森

富士森

長房にある都立高校。関東大会の常連である空手部や東京都吹奏楽コンクールで金賞を受賞した奏楽部など多数のクラブが盛ん。また1968年から続く伝統行事として陣馬山からいくつもの山々を超え高尾まで歩く歩行会が毎年行われている。

非常に明るい雰囲気で練習に取り組み、昨年は「国士舘」と乱打線を繰り広げるなど、強豪校とも非常に互角の戦いを演じれる力を付けている。今年(2021)年は、東京を代表する大砲が誕生するなど個々にも力のある選手が出てきている。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/校庭グラウンド
●練習日時/週6〜7日

④工学院大学附属

工学院

中野町にある私立中学校・高等学校。工学院大学の附属学校。
約3割が工学院大学への進学、約5割が他大学への進学で、約9割の学生が4大の合格を実現している。また、1年生2年生を対象に海外提携校で、3〜12か月の海外留学を行う。

野球部は過去、べスト4まで勝ち上がった実績を持つ古豪。
その後はなかなか勝ち上がれない時期が続いたが、恵まれたグラウンド環境の中着実に力を取り戻し始め、2020年の夏季西東京大会ではベスト16に進出。非常にパンチ力のある攻撃力を披露した。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト4
●練習場所/校庭グラウンド・工学院大学グラウンド
●練習日時/週5〜6日
●主なOB /八木健史(元ソフトバンク)

⑤片倉

片倉

片倉町にある都立高校。普通科以外に都立高校ではここだけの「造形美術コース」があり、絵画や彫刻について学んだり、専門的に勉強できる環境が整っている。
また、吹奏楽部が全国的に有名であり数多くの受賞歴を持つ。

野球部は春秋・夏含めベスト16(5回)夏季大会ではベスト8(2回)べスト4(1回)と安定した実績と強さを持つ都立の強豪校である。
春秋のブロック予選の会場校として使用されるグラウンドを所有している他、外部コーチにより定期的にトレーニング指導やストレッチ指導を受け体作りに励む。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト4
●練習場所/校庭グラウンド
●練習日時/週6日

⑥八王子

八王子

創立90年を超える中高一貫の私立高校。通称は、「はちがく」。
「人格を尊重しよう、平和を心につちかおう」をモットーにして人間教育を行う。陸上競技部やバスケットボール部など、全国大会にも多く出場する等部活動が非常に盛んである。柔道家の「小川直也」競泳選手の「田中雅美」等、多くのスポーツ選手を輩出している。

「ありんこ軍団」として知られ、東京では長らく強豪校として名を馳せていたが甲子園への出場は果たせず涙を呑んできた。しかし2016年に悲願の甲子園初出場を果たすと、再び西東京の強豪校としての存在感を強めた。2週間泊まり込みの「冬季合宿」が名物でもある。

【プロフィール】
●夏季最高成績/甲子園出場(1回戦敗退)
●練習場所/八王子高校専用球場
●練習日時/週6日
●主なOB選手/加藤 貴大(元楽天)平田ブルーノ(WBCブラジル代表)他