西東京市・東久留米市・清瀬市と高校野球
西東京市:2001年(平成13年)1月21日、田無市と保谷市が合併して発足した。21世紀最初の新設合併により誕生した市である「西東京市」。緑に囲まれた公園や水場が多く、ファミリー層に非常に住みやすいエリアとして知られる。
東久留米市:東久留米駅前は商業施設や飲食店などがあり、買い物や外食するのに便利な他、駅周辺は区画整備が進んでいるため、キレイなマンションが立ち並ぶ。
畑が多い閑静な住宅街が多く、田舎のようなのどかな雰囲気が特徴的。
清瀬市:東京都から、埼玉県の新座市と所沢市の間に楔のように北へ突き出している特徴を持つ。再開発化の影響もあり、駅周辺は非常に賑わいを見せている。
駅前から離れると、公園や神社が多く昭和の雰囲気を感じさせる住宅街が広がり味わい深い。
今回は古き良き歴史と自然の中に、都会の風を僅かに漂わせる3つの市の野球部を紹介させて頂きたい。
【西東京市】
①田無工業
西東京市向台町一丁目に所在する都立工業高等学校。多摩地区唯一の建築・建設系の工業高校である。
レフト93・ライト80の広々としたグラウンドを所有(他の部活と併用)
2019年には夏季西東京大会で4回戦まで進出した。
強豪校とも接戦を繰り広げておりチーム力は安定して高い。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週6日
②田無
西東京市向台町五丁目にある都立高等学校。プロサッカー選手を幾数人輩出している。
「常勝常笑」をモットーに甲子園出場を目標に日々練習に取り組んでいる。昨年は非常に粘り強い打撃力持ち、敗れはしたが強豪相手に食らいついた。
過去2014年の夏季西東京大会ではベスト16まで勝ち進んだ実績を持つ。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト16
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週6日
③保谷
西東京市住吉町に所在する都立高等学校。東京学芸大学等との高大提携を実施していて、聴講により高校の単位として取得することができる。
ソフトボール部の強豪校として知られており、都大会では12年連続優勝を果たしている。
2005年には都立の名将「有馬信夫」監督の元、ベスト8まで進出。2019年夏季西東京大会ではベスト16の実績を持つ西東京都立の中堅校である。2005年は「日大三高」2019年は「桜美林」と強豪相手に果敢に挑み熱戦を繰り広げた。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト8
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週6日
【東久留米市】
①久留米西
東久留米市にある公立高等学校である。略称は「くるにし」
東京都教育委員会の「重点支援校」として指定を受けている。
昨年の秋季大会のブロック予選では「二松学舎」と対戦。
結果は7回コールドで敗れはしたが、序盤は息詰まる投手戦を繰り広げ、少ない人数ながらも非常にまとまりのあるチーム力を展開した。
守備と打撃を鍛え上げれば、今以上に勝利を掴める可能性を秘めている。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会3回戦
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週5~6日
【清瀬市】
①清瀬
清瀬市松山に所在する都立高等学校。緑に囲まれる立地のため、空気がよく、落ち着いた校風である。
練習試合も行える広さのグラウンドを持ち、打撃に内外連携と実践経験を積んでいる。しかし運動部が盛んな事でも知られ、他の部活と併用し使用するため全面が使用できる日は限られている。
過去2006年の秋季大会ブロック予選決勝では、「斎藤佑樹」を擁し甲子園優勝を果たした「早稲田実業」相手に勝利し話題を呼んだ。
近年はなかなか低迷が続いているが、それでもチームの力は安定している。1つきっかけがあれば十分にベスト8を狙える位置付けにある。
【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/校庭・グラウンド
●練習時間/週6日