沈下橋でホーホケキョ 思いつき高知旅その2:0401編
日高村のオムライス街道でオムライスを食べたあと、にこ淵へ向かいます。前回の話は↓
仁淀川沿いの道を進んでいきます。
川沿いには、桜の木々が。
が、まだ4月1日なのに…すでに桜の花は散り、新緑の雰囲気すら。1週間前だったら、めちゃくちゃ美しい眺めのなかでのドライブだったでしょう。
残念ではあるけれど、「またここに来たい理由」ができました。
沈下橋がみえました。名越屋沈下橋です。
「寄ってみよう」
2年前も、立ち寄った場所。
川元へ行くと…れんげの花が。川を覗くと、小さな魚がたくさん泳いでいました。
「なんの稚魚だろう?」
「網持ってきて!!」
娘はすぐに捕まえる気満々!!
川のなかに夢中な娘と夫。
「ホーホケキョ!!」
鳥たちのさえずり。
さえずりは、応答しあっていて…
木々も、草花も、唄っているよう…
なんとも言えない幸せな気持ちになってくるのでした。
梅原真さんとデザイン
魚捕りに夢中になってはダメだぁ~!!
もう14時過ぎてるんだよぉ~!!
ホントは、自然を楽しむのは、光がふんだんに差し込んできている午前11時!!写真を撮るには午前11時が一番いいんだから~!!
先へ急ごう。車を再び走らせます。
「この近くで前回アイス食べたよね。雨がすごい降っててさぁ~」と夫。
「うん、アイス屋さんあったね。また食べたい?」
ありました!!
あっ。
“高知アイス”の売店だったのね。
数か月前、梅原真さんの『おいしいデ』という本を読んでいた私。
高知出身のデザイナー、梅原真さんの考え方のファンになった私。
その本のなかで、高知アイスのデザインも手掛けていたことを知りました。
そして、この日の早朝、梅原さんの『ありえないデザイン』という著書を読み進めていたところ。
かねてから気になっていて、昨年初めて参加した、黒潮町の「砂浜美術館」も、その「Tシャツひらひら展」も梅原さんが仕掛け人でした。
ピン!と来て触れたものに、そのモノを生み出した人の背景を知れたなら嬉しくなります。
消費のためのデザインでなくて、
続いていくデザイン。また触れたくなるデザインからうまれたモノがいい。
高知にある色んないいモノ、実は梅原さんのデザインを介していたのだなぁ…。
売店で再びアイスを購入し、先へ急ぎます。
山道と横を走る仁淀川
にこ淵があるのは、川の上流。いの町をだいぶ北上したところにありました。
にこ淵ご対面!から外れた先で
きれいに舗装された、にこ淵周辺。手すりのついた急な階段を下った先にそれはありました。
が…。
あれ?これだけ?
安居渓谷は周辺も、とても美しいです。川に入ることもできます。にこ淵も遊べるものと思いきや…よく考えれば、淵。遊べませんね。階段を下りたら突然現れたというシチュエーションに私たちは消化不良を起こしました。”きれいに舗装された階段”は安全上、重要だから仕方ありません。観光スポットだものね。
でも確かに!碧く、とても美しい場所です。
だけど、やっぱり消化不良。
ここまで来るのに急いでしまった道中の、川の美しさ。立ち寄りたかった…
まだ15時!寄ろ!!少し遊んでこ!!
川に降りることのできる場所を探しに車を走らせます。
ここだ!!この透明度!
娘はすぐにサンダルを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、パンツ一丁になり、川へ。
こういう本能の動き。
さすが「子ども」でした。
川にいる魚をつかまえようと、網を出しますが…笑。
無理です!!!
とまぁ、ひとしきり日がかげるまで遊んで、帰路へ。
でもまだ終わらない高知の旅。
早明浦ダム
私が香川に嫁いできて、地元の新聞「四国新聞」を見て驚いたのが、毎日、早明浦ダムの天気予報が1面に掲載されていることでした。
早明浦ダムは高知県にあります。
高知は年間降水量がまぁまぁ高いですが、香川は水不足になりがち。
ホンマに、雨が降らないんですよ。
天気予報で「雨」の確率が高くても、当日になってみないとわからないんです。
だから、香川の水源を一部担っている早明浦ダムの貯水率はとても重要だったんですね。
帰路をナビで検索したところ、早明浦ダムのすぐそばを通るルートが検出されたんです。
初めての道でした。
香川出身の夫も早明浦ダムを見たことがありませんでした。
これは寄ろう~!!
でかー!!
ダム周辺をドライブしつつ、展望台へ。
まだ残っていた桜の花。桜の木の下で持参したおにぎりと、日高の村の駅で購入したぼうしパンを頂きました。
よーく遊んだ一日。
高知は、面白い。
まだまだまだまだ、行きたい場所がたくさんあるのです。