中国でまぜそばを作る
「ラーメンはスープが命だ!」と、思っている私にとって『まぜそば』は邪道である。日本で、有名なまぜそばの店に入っても、わざわざ普通のラーメンを頼んでいた。
中国のラーメン屋で、スープが美味しいと思うのは非常にまれだ。
美味しいと思っても、わざわざリピートした事は無い。(その価値までは無いと思っている)
ところが最近、本場の西安でビャンビャン麺を食べてから、この麺に色々混ぜるのも有りだと思い始めた。
先日、グルメサイトで一番評価の高い近所の麺屋に行き、エビのまぜそばを頼んでみた。
出てきたのは、醤油&ネギベースの甘いタレの上に細麵があり、その麺にエビ粉をたっぷりとまぶした物だった。結構な値段だったので、普通のエビが出ると思っていたが、『エビ粉?』
騙された気分になりながら、まぜて食べるとかなりいける。エビの味が凄く濃い。でも、これなら自分でも作れると思い、翌週の休みに再現を試みた。
中国では結構な種類の麺を気軽に買う事が出来る。
細麵から刀削麺まで、いつも使っているネットスーパーで生麺の検索すると6種類ほど出てきた。
細麵を選び、ついでにエビみそ、ニンニク油、上海風味の醬油&ネギダレを買った。
丼に調味料と刻み葱を入れてまぜ、1分茹でた細麺を投入し、かき混ぜる。
美味い。一気に食べ終わった。
エビみそは、近所で食べたエビ粉の味にはかなわないが、ちゃんとエビの風味が出ている。また、ニンニク油が麺にあう。
次は太麺で試すつもりだ。理由は、麺が細過ぎて、食べ応えが無かったからだ。
茹でて混ぜるだけ・・・。やっぱり、邪道。どこで食べてもスープが美味しい日本では、まぜそばは食べたくない。