中国でゲテモノ食い
私が初めて中国で食べたゲテモノは犬肉だ。
醤油と砂糖で煮込まれた料理で、食べてから犬肉だと教えられた。
次は鶏の頭を串刺しにした物。(3つあって、目は閉じていた)
可愛い中国子会社の女の子が、雄鶏の鶏冠(トサカ)を引っ張って脳を出し、「この部分が美味しい!」と小さい塊を吸って食べた姿は衝撃的だった。無理に食べたが、正直、味は分からなかった。
いずれも、初中国出張の私をからかう為に出した物で、日本で親切にしたはずの女の子3人組が、私のリアクションを見てゲラゲラ笑っているのを見た時は、少し悲しかった。
他にもカエルの足(ほぼ鶏肉)、蚕の蛹(噛むとドロッとした液体が出てくる。味は無い)、豚の脳みそ(鱈の白子に近い)と、日本で普通に暮らしていると食べられない物を色々と食べて来た。
その中でリピートして、今でも食べている物はユムシ(中国語では海腸)ぐらいだ。
例えるなら、全く臭みと油が無い小腸で、酢の物で食べるとコリコリとした他に無い触感が面白い。
日本でも食べる地域があるので、チャンスがあれば、酢の物で食べてみるのをお勧めする。
ちなみに、何故だか海鮮料理屋に、ミドリガメが食材として並べられているのを数十年前から見る。
私は子供の頃にミドリガメを育てていたので、絶対に食べないが、食べた人がいれば感想を聞いてみたい。
中国では、スッポンを安く食べられるのに、わざわざミドリガメを食べるのであれば、美味しいのかもしれない。